【2種の例文あり】自動車工学の研究をテーマにしたガクチカ作成法

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はじめに

ガクチカは学生時代に力を入れて取り組んだことを、志望企業にアピールするものです。

自動車工学の研究をテーマにしてガクチカを作成する場合、どのような点を踏まえて作成すれば、志望企業の内定獲得につながるのでしょうか。

ここでは自動車工学の研究をテーマにガクチカを作成する際の書き方や採り入れたいエピソード例、自動車工学の研究から得られる強みのアピール法をご紹介します。

例文も用意しましたので、参考にしてください。

ガクチカの書き方

自動車工学の研究をテーマにしたガクチカを作成するうえでは、まず、 構成をしっかり考えましょう。

同じ内容をアピールするにしても、どのような順序で話すか、どういう構成にするかで伝わり方に大きな差が生じるためです。

ガクチカでおすすめの構成は 「どんな経験をしたか」→「キッカケ」→「生じた課題」→「解決法」→「結果」→「どのような面で成長したか」→「どう活かしていくか」の順に話すことです。

まず、学生時代に何に力を入れたのかを簡潔に伝え、これから何の話をするか明確にします。

次になぜ、力を入れて取り組んだのかを説明します。

そのうえで、エピソードを紹介しましょう。

エピソードを紹介するうえでは「生じた課題」・「解決法」・「結果」・「どのような面で成長したか」を盛り込むことが必要です。

最後にガクチカでの経験や学んだことを、就職後にどう活かしていくかをアピールしましょう。

学生時代に頑張ったことが、入社後に具体的に活かせることがポイントです。

アピールしたいエピソード例

自動車工学の研究をテーマにしたガクチカで採り入れたいエピソード例には、どのようなものがあるでしょうか。

おすすめのエピソード例やアピールにつながる例をご紹介します。

どのような点がアピールポイントになるのか、それぞれ見ていきましょう。

大手企業との共同研究

大手企業と共同研究した経験はありませんか。

大手企業との共同研究は、有名な大学などに所属していても、なかなか経験できるものではありません。

研究室の教授の専門性や大学の方針や協力姿勢などがあって初めて実現するものであり、とても恵まれた機会です。

いつものように教授や学生仲間と研究をしてきた、日頃の経験とはまったく異なったのではないでしょうか。

企業の研究ノウハウを学ぶことや企業の研究スピードを体感するという貴重な経験できたはずです。

実際に就職して業務を担当する前に、企業における研究のやり方を学べたエピソードは、ほかの学生より、一歩踏み出してるとの印象が与えられます。

大手企業との共同研究で生じた課題とどのように乗り越えて成果が出せたかのエピソードを具体的に紹介し、 即戦力となることをアピールしましょう。

実機・シミュレーションなどを用いた経験

日々、パソコンで計算や設計を行っている、小さな研究室で模型を使って実験しているといった日頃の経験ではなく、 企業でも実際に使うような機械を実際に使っていた経験は、内定獲得に向けて紹介するエピソードとして適しています。

企業から車のテストコースを借りたり、レーシングコースなどを借りたりしてテスト走行や実証実験を行った、大学内に実機でのシミュレーションができる場所があるなどで、テストドライバーを経験したり、助手席でデータ計測などを行ったりした経験はありませんか。

地方自治体や地域で自動運転などの実証実験を行ったなどの経験も、エピソードとして取り上げたい一例です。

そこで生じた課題と、それをどう乗り越えたか、しっかり盛り込みましょう。

大型機械を用いた実験

自動車工学の研究をしてきた学生は、ほかの研究室では使わないような大型の機械を使うことがあるので、面接官を惹きつけるエピソードとして採用できます。

一般的な大学での研究では、狭い研究室での実験にとどまりがちです。

ほかの研究室や一般的な大学ではできないような大型機械を用いた実験に取り組めたことは、就職後に行う実証実験や実機を用いた業務の予行練習ができている点で、アピールポイントにできます。

企業との共同研究や企業でインターンを経験した際に行った実験のエピソードでもかまいません。

試験用の小さな機械や試作品による実験経験しかない学生より、企業実務で用いられる大型機械を使った経験のある学生は 実務対応力が備わっていると評価されることや即戦力として評価してもらえます。

エンジンの設計・組み立て

自動車工学を研究したプロセスで、エンジンの設計や組み立てに携わったことやそれを研究テーマにして取り組んできませんでしたか。

エンジンは自動車の心臓部であり、自動車以外でも航空機や電車、その他の機械を動かすのに欠かせない装置です。

そのエンジンの設計や組み立てを行ってきた経験は、自動車メーカーをはじめ、志望する機械や機器メーカーでも大きなアピール材料になります。

エンジンにとどまらず、 大規模な機械の設計力があれば、設計を行ってきたことのエピソードを採用してみましょう。

大型機械の設計や組み立てができる力は、就職後も大いに役立つので、ガクチカのエピソードに適しています。

自動車工学の研究から得られる強み

ガクチカでは学生時代に力を入れて取り組んだ経験を通じて得た強みや学んだことで成長できたことなどをアピールすることがポイントです。

自動車工学の研究から得られる強みにはどのようなものがあるか、代表例を見ていきましょう。

自動車に対する知識が豊富

自動車工学を研究してきた方は、当然ながら自動車に対する知識が豊富です。

元々、自動車が好きだった人も多く、もとからの好奇心や興味と相まって、 より詳しく濃厚な専門知識を得ているはずです。

自動車開発や製造のエンジニアを目指したい方をはじめ、自動車関連の仕事に就きたいなら、強みとしてアピール材料になります。

知識の豊富さをアピールする際には、専門用語を並べ立てることなく、具体的なエピソードとともに自動車に精通していることを伝えましょう。

設計力がある

自動車の設計ができる能力は、自動車だけでなく、航空機や電車、大型機械や家電製品などの小型機械に至るまで、さまざまな機械や機器、輸送機の設計につながる能力です。

自動車関連業界に志望する際はもちろん、ほかの輸送機器や機械などのエンジニアになりたいといったときにも、強みとしてアピールしましょう。

その際には、設計をしたエピソードを具体的に紹介しましょう。

いくつも並べるのではなく、何か一つ、最も困難で、最も力を入れた設計のエピソードがおすすめです。

自動車工学を他の機械に応用できる

自動車工学にとどまらない応用力は、大きな強みになります。

自動車の知識や設計力があるから、ほかにも活かせるかもといった推測ではなく、実際に大学時代にほかの機器を設計したことや試作した経験はありませんか。

自動車工学を学んだけれど、それをほかの方向に活かしたいと学びや研究、実験の幅を広げてきた、といったエピソードもアピール材料になります。

エンジンや航空機などほかの機械に自動車工学を応用できる力があれば、自動車業界に限定せず、幅広い業界で強みとして活かせます。

詳しくは下記をご覧ください。

https://docs.google.com/sPReadsheets/d/1OJH-E6gIq3MO9UCxreFAFtzvkbZJoHZ9CYmIH12OJWY/edit#gid=1151108463

ガクチカ例文

内定獲得につながる自動車工学の研究をテーマにしたガクチカを作成するには、エピソードを紹介しながら、自動車工学の研究から得られた自分の強みを上手にアピールすることが必要です。

実際にどのように書け良いいのか、エピソード例や強みをアピールした2つの例文をご紹介しますので、参考にしてください。

例文①

私が学生時代に取り組んだのはモーターの設計開発です。

これからの時代はガソリン車から電気自動車にシフトが進むためです。

電気自動車にはエンジンがなく、モーターと電池で動きます。

環境に優しいだけでなく、エンジンと同じようなパワフルな性能を発揮できるよう、研究と開発に取り組んできました。

企業と共同研究をする機会を得ることができ、小さな試作品の模型ではなく、実際の車体に搭載して実験を行うことができました。

試作品では勢い良く動いたのが、実機に搭載すると車体が動きません。

実用的な設計ができていなかった課題を突き付けられましたが、企業の方のアドバイスなどを受け、目標とする動きができるレベルに改修できました。

実証実験を行ったことで、モーター設計力を高めることができました。

この経験を活かし、御社でも開発が進んでいる電気自動車のエンジニアとして、次世代型モーターの開発に貢献していきたいです。

例文②

私が学生時代に力を入れたのはエンジンの設計開発です。

時代の変化で自動車がガソリンエンジンからEV車や水素自動車へとシフトする中で、自動車工学で学んだエンジン設計力を、航空機のエンジンに活かしたいと考えるようになりました。

航空機のエンジンの一部が飛行中に脱落した場合や燃え盛って大きな事故を起こす一歩手前になった報道などに直面し、自分の知識と技術を高めて、安全で高性能な航空機エンジンの開発に携わりたいと考えたのです。

まずは研究室で行えることをしようと、自動車エンジンの開発に取り組みました。

大学の補助でレーシング場にて実証実験を行える機会を用意してもらえ、開発エンジンを搭載した車を走らせる経験に恵まれました。

しかし、想定した速度とパワーが出なかったのです。

その理由を検証、分析し、一から計算をし直して設計を見直しました。

再び、実証実験の機会を得て、納得の結果を出すことができました。

この経験を活かし、より高精度で安全性能に優れた航空機のエンジン開発に携わりたいです。

まとめ

自動車工学の研究をテーマにしたガクチカで内定獲得を目指すには、アピールしたい点がしっかりと伝わるガクチカの書き方に沿って構成することが必要です。

自分の強みがアピールできる具体的なエピソードを取り上げて、入社後に活躍できることや貢献できることをアピールしましょう。

実際にどのように書けば良いのか、例文もご紹介しました。

例文を参考にして、書き方のイメージを膨らませ、実際に作成してみましょう。

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