上智大学の理系ってどんなところ?主な就職先や各学部の特徴を徹底解説!

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はじめに

近年、就活のスタート時期がどんどん早まっていますが、就職先や将来やりたい仕事を決めるのは、実は高校生の段階から始まっています。

なぜなら、将来やりたい仕事や働いてみたい企業によって、進むべき大学の進学先が異なってくるからです。

早い人なら、小中学校時代に決めているかもしれません。

理系での就職を希望している学生にとって、上智大学の理系ってどんなところなのか、主な就職先や各学部の特徴を徹底解説していきます。

上智大学の理系にはどんな学部がある?

上智大学というと、語学に強い、クリスチャン系などのイメージが強く、どちらかというと文系の大学のイメージがあるかもしれません。

ですが、上智大学には理系学部や学科もあります。

上智大学の理系にはどんな学部があるかというと、総合人間科学部の中の看護学科と理工学部が主な学部です。

理工学部は大きく3つの学科に分かれており、物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科が用意されています。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

総合人間科学部

総合人間科学部は純粋な理系ではなく、どちらかといえば文系の学部で、文系と理系を横断する折衷的な学科が含まれるのが特徴です。

総合人間科学部の中には教育学科・心理学科・社会学科・社会福祉学科・看護学科があります。

共通のコンセプトとして、いずれも人間および人間が構成する社会を研究対象とする点です。

人間と社会が抱える問題の解明とその解決を目指し、「ヒューマン・サイエンス(科学の知)」・「ポリシー・マネジメント(政策・運営の知)」・「ヒューマン・ケア(臨床の知)」を知の3本柱に据えています。

看護学科

総合人間科学部の中でも最も理系色が強いのが看護学科です。

特定の専門に偏ることなく、科学、臨床、政策・運営、それぞれの分野の知識を幅広く学び、看護教育と教養教育の両立を実現することを目指します。

3年次から実習が中心となり、4年間を通して総合的教養教育と職業専門教育を融合した看護教育を展開しています。

一人ひとりの価値観と経験に敬意を払う「ヒューマン・ケアリングとしての看護実践力」の修得が目標です。

取得可能な資格として、看護師国家試験受験資格、保健師国家試験受験資格、養護教諭一種免許があります。

理工学部

理工学部は大きく3つに分かれており、物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科があります。

機械工学、電気・電子工学、数学、物理、化学などの伝統的な知識体系をベースに置きつつ、関連する学問領域を融合的に学べる学科です。

英語教育にも力を入れており、幅広い見識を備えた国際競争力のある科学者の養成に取り組んでいます。

自分が目指す分野はどこか、じっくり考える必要があります。

物質生命理工学科

物質生命理工学科は原子から高分子、生命現象にわたる物質の基礎を理解することを目指し、物理学、化学、生物学、環境学、材料工学などを包括的に学習する学科です。

自然界にある物質と生命を探究し、新物質の創成をはじめ、資源の循環利用などを研究していきます。

キーテーマとして、「物質とナノテクノロジー」・「環境と生命の調和」・「高機能材料の創成」のカリキュラムが用意されており、理工融合による複合知を磨くための専門教育に取り組んでいます。

科学技術英語教育により国際競争力のある科学者、技術者の育成が目指されており、自然と融和した新しい物質観と生命観を習得し、産業の高度化や環境保全に貢献できるグローバル人材の育成が目指される学科です。

機能創造理工学科

機能創造理工学科は自然科学の基礎をしっかり身につけたうえで、専門科目としての機械工学、電気・電子工学、物理学などを学んでいく学科です。

物理学、数学などの理学に、材料、デバイス、電子機器、エネルギー、機械システムなどの工学を融合的に学んでいきます。

これによって、産業技術と自然科学との調和ある発展を推進できる創造性豊かな人材の育成を目指しています。

機械工学、電気・電子工学、物理学の3つの学問分野に加えて、「エネルギーの創出と利用」・「物質の理解と材料・デバイスの創成」・「ものづくりとシステムの創造」を掲げ、幅広い分野に適応できる人材の育成が目指される学科です。

情報理工学科

情報理工学科は計算機科学、人間情報学、電子情報学、数理情報学を基礎とし、情報を通して人間と社会に対して深い理解を持つことを目指す学科です。

専門分野として「人間情報」・「情報通信」・「社会情報」・「数理情報」のカリキュラムが用意され、理工融合の複合知の醸成に取り組んでいます。

安心して利用できるシステムを構築できる人材育成とともに、科学技術英語教育を行うことで、グローバルに活躍できる科学者・技術者の育成を目指す学科です。

上智大学の良いところ

理系の学部や学科は他大学にもありますが、上智大学で学ぶことで、どのようなメリットがあるでしょうか。

各学科での学びや教育だけでない、上智大学の良いところをご紹介します。

海外の文化にたくさん触れられる

上智大学というと外国語教育や帰国子女、バイリンガルといったイメージが持たれるように、キャンパス内は国際色が豊かで、理系学部、理系学科でも英語教育には力を入れています。

グローバルに活躍できる科学者や技術者の育成が、基本方針として目指されているのです。

上智大学全体としても、国際教養学部をはじめ、海外からの留学生がとても多く、日本人も海外に留学していたことがある人、海外文化に精通している人が多く通っています。

国際交流関連のサークルなどもとても充実しているので、異文化交流を楽しみ、文化や考え方の違いを理解しながら、民族や言語の壁を越えて将来的に活躍できる基盤が整います。

すべての学部が同じキャンパス

キャンパスが一つにまとまっているため、履修の関係で複数のキャンパスを行き来することや学年ごとにキャンパスが変わることがありません。

全学部が一緒であることにより、学科の友達以外にも多方面で交流が起きやすく、友達ができやすいのも特徴です。

同学年だけでなく、先輩や後輩との関係も築きやすく、学部や学科、学齢を超えての交流を長期にわたって継続できます。

キャンパスでの思い出が豊富にできるだけでなく、学生時代の絆が社会人になってからも活かせるのが魅力です。

学部や学科、年齢を超えた交流を、就活で役立てて、スムーズな内定ゲットに結びつけたり、就職後のビジネスチャンスにつなげたり、活躍を応援してもらう機会が得られます。

都会の中心にある

上智大学は、新宿から中央線で一駅の四ツ谷駅が最寄り駅で、都心の中心部に位置しています。

徒歩や自転車で国会にもアクセスできるような、日本の中心部に位置している、現在では希少な大学です。

東京都心にキャンパスがある大学はほかにもあるものの、すべての学部や学年が都心に残っているケースはほとんどありません。

教育学部のうちは神奈川県や埼玉県の田舎で過ごす、学部によっては都心にキャンパスがないというケースがほとんどです。

その結果、田舎暮らしが嫌になって退学する人もいるほどです。

2年で引越しをするのも面倒で、費用もかかります。

この点、上智大学は4年間、同じ場所で過ごせ、昼休みや放課後に都心に出て、ご飯を食べることや買い物を楽しむことができるのも魅力です。

都心の企業を中心に就活もしやすいです。

上智大学理系の主な就職先

大学に残って研究者になるなら別として、やはり進学するにあたって気になるのは将来の就職先です。

上智大学理系の主な就職先を見ていきましょう。

電気・電子・OA機器業界

上智大学理系の主な就職先として代表的なのが、電気・電子・OA機器業界です。

理工学部で機械工学や電気・電子工学を学んだ学生が、その知識を活かして就職することが多いのが電気・電子・OA機器業界です。

日立製作所、日本アイ・ビー・エム、キヤノンなどに多くの学生が就職しています。

男性だけでなく、女子学生がこれらのメジャー企業に多く就職しているのが特徴的です。

たとえば、2020年度の卒業生の進路では、日立製作所が男性13名、女性4名に対し、日本アイ・ビー・エムは男性1名、女性16名、キヤノンは男性4名、女性6名です。

上智大学は全体的に女性が多いこともありますが、理系女子にとってはおすすめの大学といえるかもしれません。

通信業界

上智大学理系の主な就職先として人気のあるのが、通信業界です。

NTTデータ、KDDI、楽天やNTTドコモにも、多くの学生が就職しています。

2020年度の卒業生の進路では、NTTデータが男性10名、女性7名、KDDIは男性8名、女性12名、楽天は男性6名、女性28名、NTTドコモは男性5名、女性4名となっています。

このデータからも、理系女子が幅広く活躍できる環境が整っている学部、学科と見ることが可能です。

情報理工学科で情報を通して社会のニーズに応えるための技術や知識を学んだ学生が、その知識を活かして就職することが多いです。

理系知識と語学ができる能力で、他大学の学生とも差をつけられるのも強みです。

まとめ

上智大学の理系には総合人間科学部の中の看護学科と理工学部があり、理工学部は物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科があり、どの学科でも英語教育に力が入れられ、グローバルに活躍できる科学者や技術者を育てることが目指されています。

上智大学の良いところは海外の文化にたくさん触れられること、すべての学部が同じキャンパスで都会の中心にある点です。

上智大学理系の主な就職先として、電気・電子・OA機器業界、通信業界が人気です。

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