ガクチカに嘘を書いても大丈夫?嘘をつかなくても魅力的にガクチカを作る方法を伝授

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就職活動でエントリーシートや面接で必ず聞かれるのが「ガクチカ」です。

このガクチカに最適なエピソードを持っている就活生は意外と少なく、多くの就活生が「どんなことを書こうか」「自分にはいいエピソードがないな」と悩むポイントです。

そんな中、「少し嘘をついてもバレない」と考えてはいないでしょうか?

この記事では「ガクチカに嘘を書いてもいいのか」の結論を最初に伝えてから、具体的な「企業が見ているポイント」「絶対についてはいけない嘘」「嘘と盛るの違い」などを説明していきます。

最後に「嘘を入れずに魅力的なガクチカを作るためには」を説明していますので、是非参考に素敵なガクチカを作っていきましょう。

【ガクチカに嘘】ガクチカに嘘を書いていいのか

まずは結論である「ガクチカに嘘を書いていいのか」から説明していきます。

自分の経験やエピソードに自信がないと、どうしても嘘を書いて誇張したくなるものです。

しかし、ここでは「ガクチカの嘘はばれてしまうためNG」「ガクチカの嘘はミスマッチに繋がるためNG」という2つの理由から嘘はつかない方が良いと結論付けます。

それぞれの理由を詳しく深掘りして見ていきましょう。

ここの理由が明確に分かっていないと、魅力的なガクチカを作ることはできないと断言できますので、しっかり確認するようにして下さい。

ガクチカの嘘はばれてしまうためNG

結論ですが「ガクチカの嘘はばれてしまうためNG」です。

そもそもエントリーシートや面接の時に嘘をつくことがNGですので、当然ですがガクチカで嘘をついてはダメです。

その理由は単純で、嘘をつくと必ずばれます。

エントリーシートを運よく通過したとしても、面接の時に深掘り質問され、上手く答えられなければ「この学生嘘をついているな」と企業の採用担当者に見透かされます。

また、ガクチカでの嘘がばれてしまうと、他の自己PRや志望動機なども嘘が混じっているのではないかと、あなたのエントリーシートの全てが嘘であると疑われる可能性が高く、危険なリスクしかありません。

それに加え、嘘をつく学生と思われた段階で、「入社してからも嘘つきそうだな」とネガティブな印象を持たれ、結果的に採用を見送られることになります。

ガクチカの嘘はミスマッチに繋がるためNG

NGな理由の2つ目は「ガクチカの嘘はミスマッチに繋がるためNG」です。

これはどういうことかと言いますと、受かるために嘘をついたのに、その嘘のせいで自分の首を締めてしまい、結果早期退職に繋がってしまうということです。

例えば「私は大学で英語の勉強を頑張って、大学3年生の時にTOEICで800点取りました」という嘘をついたとします。

本当は500点なのに日常会話をこなせると嘘をつき、入社してから貿易関係の部署に配属され、英語で商品説明や商談を行う必要があり、それについていけずに辞めてしまった。

これでは嘘をつかない方がよかったと必ずなりますし、あなたにも企業にもメリットがありません。

できないことをできると伝えることは、非常にリスクの高い嘘であり、つくのは辞めましょう。

【ガクチカに嘘】企業が見ているポイント

ガクチカで嘘をつくことは辞めた方が良いと分かったところで、次はガクチカで「企業が見ているポイント」を説明していきます。

ここでは特に重要とされている「自社に合う人材か」「物事への取り組み方」「課題解決力があるか」「コミュニケーション能力」「学びを入社後どのように活かしたいのか」の5つのポイントを順番に説明していきます。

このポイントがしっかり理解できていると、あなたがガクチカで書くべき内容が明確になりますので、しっかり押さえるようにして下さい。

自社に合う人材か

まず企業の採用担当者はガクチカを見て「自社に合う人材か」どうかを判断しています。

企業の採用担当者が就職活動で一番重要視しているのも、この自社に合う人材かどうかです。

経験やスキルなどの能力がどんなに高くても、今働いている社員の方々との相性が悪ければ「この学生はうちの会社では活躍できないだろうな」となり、採用を見送ります。

この企業と学生の相性が悪いことをミスマッチと呼び、これがひどくなってしまうと早期退職に繋がってしまい、この流れが一番のリスクであると採用担当者は考えます。

そのため、ガクチカや自己PRで就活生の特徴を把握し、自社に合う人材かどうかを判断しています。

物事への取り組み方

あなたが学生の時に力を入れて取り組んだエピソードから、あなたの「物事への取り組み方」を見られています。

例えばあなたが「学生時代は研究室の実験に力を入れ取り組みました」であれば、企業の採用担当者は「この学生は仕事にも真面目に、力を入れて取り組んでくれそう」という印象を受けます。

また、「私は学生時代に野球をやっており、小学生から大学生まで続けることができました」であれば「この学生には継続して物事をする力がありそうだな」とポジティブな印象を受けるに違いありません。

このように、あなたが何かに打ち込んでいる姿は、入社後のあなたの姿と重ねることができ、エピソードによっては大きな加点に繋がる可能性があります。

課題解決力があるか

学生の時に力を入れて取り組んだエピソードには、課題に直面することもあり、その課題を乗り越える「課題解決力があるか」もガクチカの重要なポイントになります。

この課題解決能力の有無は、入社後に困難に直面しても、それを自分の力で乗り越えることができるのか、どのようにして解決へと導くのかを判断する基準になります。

ここでいう課題解決力とは決して1人で解決したエピソードで無くても問題ありません。

あなた自身の課題やチームの課題、組織の課題と乗り越えるべき壁は人によって違いますので、チームで話し合いをしたことや、組織に問題解決のために提案したことでも、問題解決力があると判断できるためです。

重要なのは、課題に対してしっかり目を背けずに立ち向かい、アクションを起こすことができたのかなので、自信を持って伝えるようにしましょう。

コミュニケーション能力

どの業界でもこの「コミュニケーション能力」は重視される傾向にあるため、ガクチカで発揮できているエピソードがあれば、大きなアピールポイントになります。

例えば、「私は大学2年生の時、学祭の実行委員をやっており、多くの人と成功に向かって一致団結して色々な作業に取り組みました」など、多くの人と関わった経験は、大きな加点ポイントです。

その理由は、入社し仕事をするようになると社内外の多くの人と関わるようになり、その中で円滑に動くために、コミュニケーション能力は必須の能力になるためです。

多くの人と接し、同じ目標に向かって努力する姿は、入社してから企業を引っ張っていく姿にも映りますので、このようなエピソードがあればアピールするようにしましょう。

学びを入社後どのように活かしたいのか

ガクチカの最後にはこの「学びを入社後どのように活かしたいのか」を必ず組み込むようにしましょう。

これを組み込むことで、企業の採用担当者に入社後にどのように活躍してくれるのか、どのように貢献してくれるのかを具体的にイメージさせることができ効果的です。

例えば「学生時代に部活動でサッカーをしており、誰よりも早く練習場につき、誰よりも遅くまで自主練をしていました」というエピソードをアピールしたとします。

この場合は「入社後も誰よりも努力することで、誰よりも早く成長して成果をあげたいと考えています」と自分のアピールポイントを入社後に活かし活躍できることを伝えましょう。

この一文が抜けてしまうと、ただただ学生時代のあなたを語って終わりになってしまうので注意して下さいね。

【ガクチカに嘘】絶対についてはいけない嘘

ガクチカで企業が見ているポイントが理解できたところで、次は「絶対についてはいけない嘘」について詳しく説明していきます。

後ほど説明しますが、ガクチカのエピソードで少し話を盛ることは問題ないのですが、この項目で説明する「資格の取得や実績」「学校関連やアルバイトの経歴」などの嘘は絶対についてはいけません。

その理由は実にシンプルで、絶対にばれるからです。

それぞれどのようなリスクがあるのか、詳しく見ていきましょう。

資格の取得や実績

まずは「資格の取得や実績」に関して説明していきます。

この資格というものは、あなたのスキルや経験を分かりやすく伝えてくれる便利なものですが、それは実際に取得している場合に限ります。

分かりやすい例としてはTOEICやTOEFL、英検などの語学系の資格や、MOSなどのパソコンスキル系の資格、自動車の運転免許証に関しても同様に資格という扱いです。

これらを取得していないのに、その能力やそれを取得した過程などのエピソードをアピールしてしまうと、その免状などの提示を求められることになり、嘘がばれます。

この資格の取得や実績の嘘は思っているよりもばれた時のダメージが大きく、「この資格を取得していたからこの部署に配属しようと思っていたのに」など入社後の業務にも大きく影響してしまいます。

学校関連やアルバイトの経歴

この「学校関連やアルバイトの経歴」に関してもばれやすく、嘘をつくことはおすすめできません。

特に学校関連に関しては、卒業証明書というものがあるため、成績や出席日数で嘘をついていた場合、後々ばれますので最初から本当のことを書くようにしましょう。

「私は成績優秀で特待生扱いでした」とアピールしていて、実はギリギリ卒業できたくらいの成績であれば、それはもはや他人のエピソードになります。

それがばれた時、企業の採用担当者は間違いなくマイナスの感情を抱きますし、最悪の場合内定取り消しになっても不思議な話ではありません。

また、アルバイトの経歴に関しても、お店に確認の電話や問い合わせをされる可能性もありますので、嘘をついていると当然ばれます。

実際に調べることができることに関して、嘘をつくとばれますので、自信が無くてもありのままの内容で伝えるように心がけましょう。

【ガクチカに嘘】嘘と盛るの違い

ガクチカで嘘をつくことは絶対にダメだと十分理解できたと思いますが、先ほど軽く触れましたが、盛ることは大丈夫です。

では「嘘と盛るの違い」は何か気になりますよね。

この記事では「性格や強みについて」と「数値について」の2つの視点から盛ることが問題ないと説明していきます。

もっとこの盛ることについて詳しく知りたい方は、下記のリンクからより詳しく説明している記事に飛べますので、参考にしてみて下さい。

https://digmee.jp/article/310702

性格や強みについて

この「性格や強みについて」は多少盛った表現をしても問題ありません。

例えば、「私は物事を続けて行うことができます」よりも「私は何事も途中で諦めることなく、継続的に行うことができます」の方がアピールになります。

この性格や強みに関しては多少盛った表現をしても、その後に続くエピソードが具体的で、そのエピソードとの関連性が十分であれば大丈夫です。

しかし注意が必要なのは、やりすぎることです。

性格や強みは盛っても大丈夫と先ほどの文章を「私は何事も途中で諦めることなく、投げ出さず最後までやり切るための強い精神力があり、リーダーシップも兼ね備えています」とした場合、後のエピソードの内容が薄いと嘘であることがばれます。

何事も適度を意識し、多少盛る程度を心がけましょう。

数値について

盛る内容は人それぞれですが、先ほどの性格や強みとは別に「数値について」盛る場合もあります。

例えば、「サッカーの大会で20チーム参加した大会で優勝しました」のエピソードを「30チーム参加した大会で優勝しました」と参加チーム数を盛るようなことです。

また、「アルバイトで努力し、売上を180%に上げることができ表彰してもらいました」のエピソードを「売上200%を達成し表彰してもらいました」など繰り上げるような盛り方もあります。

この程度であれば盛った表現で通用しますが、例えば「サッカーの大会で3位だった」を「サッカーの大会で優勝した」や「売上105%」を「売上200%で表彰された」までいくと嘘になります。

また、エピソードの種類によっては「1」違うだけで大違いな場合もあるため、数値を盛る時は嘘になっていないかを確認するようにしておきましょう。

【ガクチカに嘘】嘘を入れずに魅力的なガクチカを作るためには

ここまでガクチカでは嘘をついてはいけないこと、企業が見ているポイントや盛ることなどの説明をしてきました。

最後は「嘘を入れずに魅力的なガクチカを作るためには」どうすれば良いのかを「企業が求める人物像を知る」「自己理解を深める」「ガクチカを深掘りする」「新しいガクチカを作る」の4つに絞って順番に詳しく説明していきます。

ガクチカを組み立てる上で嘘をつく必要はなく、ガクチカを組み立てる材料を見つけることが何よりも大切です。

そのためにやるべきことをしっかり認識し、行動するようにしましょう。

企業が求める人物像を知る

まずは「企業が求める人物像を知る」ことから始めていきましょう。

就職活動とは、あなたと企業のマッチ具合を把握するためのものです。

つまり企業が求める人物像とあなたを重ねて考える必要があり、そのためにはあなたが受ける企業の求める人物像を事前に把握しておくことが重要です。

この求める人物像は企業の公式ホームページや採用ページ、就活サイトに記載されている場合が多いので、必ずチェックしておきましょう。

この求める人物像に自分が近いのかをまず確認し、あまりにも当てはまらない場合、無理して入社してもミスマッチが起こり、早期退職に繋がる可能性が高いため、受ける必要はありません。

もし、求める人物像にあなたと重なる部分が多くあり、受けてみようと決心がついた場合は、その重なる部分を重点的にアピールしていきましょう。

そうなると当然ですが、その企業ごとにあったエピソードを選んで考える必要があり、時間と労力はかかりますが、選考は比較的上手くいくことが多いです。

自己理解を深める

ガクチカで書くことがなく、嘘を書いてしまおうかと悩んでいる就活生の多くが、この「自己理解を深める」ことが十分ではなく、もっと自分に向き合う時間を作るべきです。

この自己理解を深める方法として有効なのは自己分析と他己分析です。

自分史やモチベーショングラフなどを作って自分の人生を振り返ることで、自己理解を深めることができ、ガクチカだけでなく自己PRや志望動機の作成にも役立つ、仕事の軸や大切にしている価値観なども見つけることができます。

特にモチベーショングラフを作成することで、「この時の自分は頑張って取り組んでいた」「この時が一番モチベーション高く行動できていた」などが分かり、その時取り組んでいたことをガクチカとして考えると組み立てやすいはずです。

また並行して家族や友人などの近しい人から自分のことを分析してもらうことで、多角的に自分を見つめ直すことができ、ガクチカのエピソードが見つかる可能性が高まります。

ガクチカを深堀りする

ガクチカが上手く組み立てられない場合、他のエピソードを探したり嘘を書きたくなるものですが、今書いている「ガクチカを深掘りする」ことも有効な手段です。

あなたからすれば当たり前と思ってスルーしている部分も、周りの人からすれば当たり前ではないかもしれません。

例えば「私は映画部に所属しており、毎日2時間半かけて通学しているので、毎日2本映画を見ながら通学していました」というエピソードがあったとします。

お気づきだと思いますが、2時間半かけて通学することだけでもガクチカになりそうですし、毎日2本映画を見ることも凄いエピソードですよね。

しかし、本人からすると「それが普通」になっているのでアピールポイントとは思っていません。

このように、深掘りして考えると「これもガクチカだったのか!」と新しい発見に繋がりますし、面接で深掘り質問されても上手く回答できるので、一石二鳥です。

ガクチカを深掘りすることで、他にはない印象的でオリジナリティ溢れるガクチカを組み立てることができるため、嘘をつく必要すらなくなるはずです。

新しくガクチカを作る

最後に説明するのは「新しくガクチカを作る」という方法です。

自己分析や他己分析、今のガクチカを深掘りしても自分の納得いくガクチカが組み立てられそうにない場合、思い切って自分が納得できるエピソードを作ってしまいましょう。

このエピソードを作ってしまうということは、嘘をついてしまうことのように聞こえるかもしれません。

実際、自分の納得できるエピソードを作るだけではその通りになってしまいますが、エピソードを作ってそれを実際に実行してしまえば、それはもうあなたのガクチカです。

新しいことにチャレンジしてみることや、今やっていることに対して課題意識、目的意識を高めて行動することで、理想としているあなたのガクチカを作ることができます。

このチャレンジすること、目標を高めてトライすること、理想とする自分を思い描くことは思い立てばすぐにできることです。

それを具体的にガクチカとして組み立てることで、より明確に目標を設定できますので、あとはそれに向かって努力できるかどうかです。

一歩踏み出す勇気さえあれば、何事も上手くいきます。

勇気をもって自分の納得のいくガクチカを組み立てるために、まずは行動を起こしていきましょう!

まとめ

結論、ガクチカでは嘘をつかないようにしましょう。

嘘というのはいつかばれますし、採用担当者は面接などで見抜きます。

特に資格や実績、学校関連やアルバイトの経歴などは調べればすぐにばれますし、嘘をつくこと自体が大きなリスクになり危険です。

ありのままのあなたのエピソードを少し盛ったくらいで組み立て、それでも足りないと感じる場合は自己分析をしてみたり、エピソードを深掘りしたりしてみましょう。

それでも足りない場合は理想とするエピソードを作って、後から自力で追いつけるように走り出しましょう。
 

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