【例文3選】esで0から1を生み出した経験を問われたら?人事の評価を上げるポイント徹底解説!

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

はじめに

就活においてはさまざまな質問がされますが、エントリーシートにおいて「0から1を生み出した経験はありますか」と聞かれることは多いです。

そこで今回は、このような質問をされた際にどのような回答をすれば人事の評価を上げられるのか、ポイントについて徹底的に紹介していきます。

【esで0から1を生み出した経験】0から1を生み出した経験とは

そもそも、0から1を生み出した経験とはどのようなことを指しているのか、質問の意図がわからない人も多いのではないでしょうか。

まずはそこで、どのようなことを聞いているのかについても理解しておく必要があるでしょう。

0から1を生み出した経験というのは、どのような分野の企業を受けるにあたっても聞かれることが多い質問です。

従来の取り組み方や、当たり前の方法ではなく、新しい方法を切り開くことについて指している場合が多いです。

つまり、何もない状態から新しいものを生み出すことを指しているので、そのような経験がないかについて自分で考えていく必要があると言えるでしょう。

【esで0から1を生み出した経験】企業が聞く理由

では、なぜ企業は就活生に対して「あなたは0から1を生み出した経験があるか」と質問をしてくるのでしょうか。

相手の意図を理解することができれば、より求めている回答に近いものを提供できるはずです。

企業の採用担当者に良い印象を与えるためにも、下記の3点を念頭に置いた上で回答を作成していきましょう。

挑戦心があるかどうか

これはベンチャー企業などにおいて重視されているポイントの一つですが、挑戦心があるかどうかを確認している場合が多いでしょう。

当然と言えますが、0から1を生み出すに当たっては、同じことの繰り返しをして変化を求める行動力がないタイプの人材は、そもそもできないことです。

挑戦心がない人物は、新しく何かに取り組むことができず、ただ言われたことだけをこなす人が多いです。

よって、成長の想像もできないため、あらかじめふるいにかけたいと思っている企業も多いでしょう。

このような背景からエントリーシートにおいて「0から1を生み出した経験」について尋ねている可能性が高いです。

やり切る力があるかどうか

多くの企業は就活生に対してやりきる力を求めています。

0から1を生み出すためにはまず自分から始めたことを最後までやりきる必要があると言えるでしょう。

やりきる力は、つまり継続力と同じであるので、継続力がある人材を求めている企業が出題する傾向にある質問であると言えます。

自分が継続力があり、途中で投げ出すような人物ではないということを積極的にアピールできるような書き方ができれば、企業の採用担当者に良い印象を与えることができるでしょう。

勤勉であるかどうか

0から1を生み出した経験があるかを尋ねる意図の一つとして、就活生が勤勉であるかということを確認している可能性が高いと言えるでしょう。

どのような企業においても、勤勉さは求められていますが、特に重視している企業の場合、こうした質問をしてくることが多いです。

0から1を生み出すためには、新しい知識が必要になります。

従来のやり方では、新しい物事を生み出すことはできません。

そこで、新しい知識を得るために自分から学びの場に飛び込むことができるか、主体性があるかについて確認しているのです。

【esで0から1を生み出した経験】伝える際のポイント

企業がなぜ0から1を生み出した経験について質問しているのかについてある程度意図を確認することができたら、続いて回答をする際のポイントについても一緒に確認していきましょう。

これらのポイントを踏まえた上で回答を作成することで、より企業の採用担当者に良い印象を与えられるはずです。

なぜやろうと思ったのかを伝える

何事においても、動機についてわかりやすく説明することは非常に重要です。

まず最初に、なぜその物事に取り組もうと思ったのかについて、一言で説明していくことが重要であると言えるでしょう。

なぜ取り組んだのかについて、きっかけを伝えることができれば、課題解決のために自分の力で取り組むことができる人物であると思ってもらえる可能性が高いです。

課題解決能力がある人物であるということを積極的にアピールするためにも、なぜやろうと思ったのか、動機について話していく必要があります。

自身の行動を具体的に伝える

当然ながら、企業の採用担当者はあなたが何か0から1を目指した経験をした際に横にいたわけではありません。

ということは、初対面の相手にも伝わりやすいような書き方で、エピソードを具体的に説明していく必要があります。

あなたが0から1を生み出した経験をした際にどのような行動をしたのか、どのような課題があり、それを解決するためにどのような工夫をしたのかについて説明していきましょう。

可能な限り具体的に説明し、誰が聞いても納得できるような書き方をすることで、企業の採用担当者はあなたが説明能力がある人物であるとも考えてくれるはずです。

周りにどのような影響を与えたか伝える

たとえあなたが0から1を生み出したとしても、周りに何の影響も与えることができていなければ、あまり意味がありません。

そこで、あなたがアピールしている経験の中で、周りにどのような影響を与えたのかについても分かりやすく説明していきましょう。

ただ何かを生み出して満足したのではなく、周りにどのような影響があったのか、そしてどのような反応があり、どのように貢献できたのかについて詳しく説明していくことが重要であると言えます。

【esで0から1を生み出した経験】注意点

ここまで、0から1を生み出した経験について問われる理由や、回答のポイントなどについて詳しく紹介してきました。

良い印象を与えるために必要な対策についてはある程度理解することができたでしょう。

しかし、就活においては総合点で判断されるので、マイナスな印象を与えないことも重要です。

下記の2点を踏まえた上で作成するようにしましょう。

1人だけのものにしない

ESで0から1を生み出した経験について話す際のポイントとして、1人だけのものにしないということが挙げられます。

「0から一を生み出すことに対して自分はこんなに頑張った、こんなに努力をした」と自分だけが頑張ったという話をする人は独り善がりな印象を与えてしまいます。

1を作るまでに周りに助けられた話や、協力した話について説明することができれば、協調性がある人材であると思われる可能性が高いです。

自分だけの成果という風に打ち出してしまうと、感謝の気持ちを持てない人材であると思われてしまう可能性が高いと言えるでしょう。

過程だけの内容にしない

0から1を生み出した経験について話す際は、確かに過程について話すことが重要であり、問題が発生した際にどのように取り組むことができるのかについて考えるために聞いていることです。

しかし、結果について全く話していないと、「後ろめたいことがあるのかもしれない」と思われてしまい、マイナスの印象を与える可能性が高いと言えるでしょう。

また、頑張ったけれども何も生み出せていないような話をしてしまうと、そもそも聞きたい話とはずれてしまいます。

そこで、あなたが頑張った話ではなく、実際に結果を出した話をする必要があるのです。

【esで0から1を生み出した経験】経験がない場合

ESにおいて聞かれることが多い「0から1を生み出した経験」についての話ですが、そもそも自分は何も生み出したことがない、話せる内容がないと頭を抱えている人も多いことでしょう。

そこで、ここからは話せる経験を思いつかない人にぜひ行ってほしい対策について2つ紹介していきます。

自己分析を行う

ESにおいて「0から1を生み出した経験」を書かなければいけない際、何も思いつかない場合もあるかもしれませんが、自己分析を行ってみることが重要です。

覚えていないだけで、自分が大変だったこと、熱中したことの中に0から1を生み出したような経験があるかもしれません。

自分がこれまでどのようなことに取り組んできたか、どのようなことを成し遂げたのかについて考えてみることで、話せる題材が見つかる可能性もあるでしょう。

身近なことから始める

自己分析を行っても全く話せるような経験がないという場合は、今から作るのも選択肢の一つであると言えるでしょう。

例えば、アルバイトで後輩に教育を行えていなかった物事がある場合、教育できるように仕組みを作ったり、サークルにおいてはこれまでいなかったイベントを企画したりなど、作ろうと思えばいくらでもエピソードを作ることは可能です。

ESを提出するまでに時間の余裕がある方は、ぜひ今から取り組んで話せるような事実を作っていきましょう。

【esで0から1を生み出した経験】文章構成

続いて、ESで0から1を生み出した経験の文章構成について詳しく紹介していきます。

これはテンプレートのようなものであり、どのような業界を受けるにあたっても、どのような企業を受けるに当たっても活用できるものです。

ぜひ、この記事でマスターしてしまい、就活をスムーズに進めていきましょう。

0から1を生み出した経験の結論

自己PRにおいても、志望動機においても、ガクチカにおいても、ビジネスにおいては結論ファーストで話すことが重要であり、それはESにおいて0から1を目指した経験について話す場合でも変わりません。

よって、まずは一言でどのような経験をしたのかについて結論を書いていきましょう。

これにより、企業の採用担当者はあなたがどのような話を展開していくのか、念頭に置いた上で話を聞くことができます。

具体的なエピソード

企業の採用担当者は、あなたが0から1を生み出した際、それを見ていたわけではないので、分かりやすく伝わりやすい具体的なエピソードを説明していく必要があります。

あなたが0から1を生み出すまでどのような問題があったのか、どのような取り組みをしたのか、そして最終的にどのようになったのかについて詳しく説明していきましょう。

これにより、あなたがどのような取り組みができるのか、どのような工夫ができるのかについて相手も想像できるはずです。

今後どのように活かすか

結局、企業は、活躍してくれる人材を採用したいと考えているため、今後どのように活かすのかについて説明することができる人材を求めています。

あなたが0から1を生み出したことを通じて採用された場合には、どのように企業に貢献することができるのかについて説明していきましょう。

可能な限り、エピソードを通じて身につけた、または活用した能力について話し、それが企業に活かせるものであるということを説明することが重要です。

これにより、企業の採用担当者はあなたを有能な人材であるとみなしてくれます。

【esで0から1を生み出した経験】例文

0から1を生み出した経験についてESで書くためのポイントや注意点、構成などについては詳しく紹介してきました。

そこで、ここからは本記事のおさらいという意味でも、5つの例文を紹介していくのでぜひ参考にしてみてください。

自己PRや志望動機などの例文はネットにいくらでも転がっていますが、0から1を生み出した経験についてはなかなか例文がないので、ぜひ時間がある人は一つひとつゆっくりとポイントを確認してみてください。

学生団体の経験を用いた例文

私の0から1を生み出した経験は、大学の学生団体での新しいイベントの企画をしたことです。

私たちは新入生がいち早く大学に馴染み、授業に取り組めるよう、オンラインイベントを開催しました。

まず私たちは学生や企業のニーズを把握するためにアンケートを実施し、オンラインイベントの構想を練りました。

続いて、工学部のメンバーと協力し、オンラインプラットフォームを設計し、スマホ一つで回答できるシステムを作りました。

ニーズを把握した上で開催できたので、オンラインフェアは大成功を収めました。

この経験を通じて、プロジェクト管理、コミュニケーション、およびイベント企画のスキルを大幅に向上させることができました。

起業コンテストの経験を用いた例文

私の最も印象的な0から1を生み出した経験は、大学の起業コンテストでのプロジェクトです。

私たちは地域の小規模農家と消費者を結びつけるプラットフォームを開発しました。

農家が直接消費者に農産物を提供でき、消費者は地元の新鮮な食材を手に入れることができるシステム構築を目指しました。

農家と消費者のニーズや課題を理解するためにリサーチとインタビューを行い、結果を元に開発チームと協力し、使いやすいプラットフォームを設計しました。

さらに、農家や消費者に対するプロモーションやマーケティング活動も行い、プラットフォームの普及を図りました。

これにより地域の農家が新しい市場にアクセスできるようになり、消費者もより良い食品を手に入れることができるようになりました。

オンラインショップを立ち上げた例文

私が0から1を生み出した経験は、自分の趣味をビジネスに転換したことです。

趣味である手作りのアクセサリーを販売するオンラインショップを立ち上げました。

まず自分のアクセサリー作りのスキルを磨き、豊富なデザインのテンプレートを開発しました。

次にオンラインショップを開設し、商品の写真や説明を充実させました。

また、SNSやブログを活用して、自分の作品を広めるためのプロモーション活動も行いました。

この取り組みの結果、私のアクセサリーショップは着実に成長し、多くの顧客から支持されるようになりました。

また、自分の創造性を活かすだけでなく、経営やマーケティングのスキルも獲得することができました。

アプリを開発した例文

私の0から1を生み出した経験は、大学のアプリ開発プロジェクトです。

学内の学生が教室や施設の予約をより簡単に管理できるアプリの開発を学生課から依頼されたからです。

まず私たちは学生や教職員とのインタビューやアンケートを通じてニーズと要望を確認し、デザイナーやプログラマーと協力してUIを設計しました。

このプロジェクトの結果、学生はアプリを利用して簡単に教室の予約や施設の利用を管理できるようになりました。

また、教職員も学生の予約を容易に確認できるようになり、効率的な施設管理が可能になりました。

私自身もこのプロジェクトを通じてチームワーク、ユーザー志向の設計、およびプロジェクトマネジメントのスキルを磨くことができ、素晴らしい経験でした。

身近な食事を用いた例文

私が0から1を生み出した経験は、家族の食生活を改善することでした。

大学の授業を通し、栄養の重要性について学び、家族が健康的な食事を摂るための取り組みを始めました。

まず家族と話し合い、健康的な食事の重要性や食生活の改善について共有しました。

次に食品の選択や調理方法を見直し、バランスの取れた食事を提供するように心がけました。

作り置きを活用しつつ取り組むことで、時間的な負担も無く続けることができました。

この取り組みの結果、家族全体の健康状態が改善しました。

母はダイエットに成功し、父も5年以上、毎年健康診断で指摘されていた高血圧を解消できました。

まとめ 

本記事では0から1を生み出した経験についてESに書く際のポイントや注意点などについて詳しく紹介してきました。

志望動機や自己PR、ガクチカと比べると「毎回聞かれる」というわけではありませんが、比較的頻出の問題ではあります。

あらかじめしっかりと対処しておくことで、就活という忙しい時期を乗り越えることができるでしょう。

ぜひ、この記事を参考に、企業の採用担当者の目に留まるような質の高い文章を作成してください。

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