HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
インターンの志望動機の締めくくりの文章は最後に企業に良い印象を与えるチャンスです。
ここを適当に書いてしまうのと、しっかりと意識した文章を書くのでは大分差がつきますので、この記事を読んで志望動機の上手な締めくくり方をマスターしてください。
【インターン志望動機の締めくくり】最後の締めくくりが重要!?
志望動機の締めは、あなたの意欲や企業への熱意を再確認し、効果的に伝えるための重要な部分です。
この部分をしっかりと作成することで、採用担当者に「この学生は本当に我が社で働きたいと強く思っている」と感じさせることができます。
最後の締めくくりが志望動機全体の印象を決定づけるため、丁寧に考え抜くことが大切です。
企業に対する真剣な姿勢を伝えるために、締めの部分には特に注意を払い、インパクトを残すよう心がけましょう。
OK例
「私は、貴社の最先端技術とグローバルな事業展開に強い魅力を感じ、インターンシップに応募しました。
大学では機械工学を専攻しており、特に自動化技術と生産プロセスの効率化に興味を持っています。
貴社が取り組む革新的な技術開発や製品の品質向上の現場を実際に学ぶことで、理論と実践の両方を深めたいと考えています。
特に、現場での実務経験を通じて、チームでの協働やプロジェクトマネジメントを学び、自分自身の技術的スキルを高めたいと考えています。
将来は、貴社で得た知識を活かし、技術革新に貢献できるエンジニアを目指しています。
インターンシップを通じて、貴社の技術開発の一端を担いながら、自身の成長にもつなげたいと思っています。」
この志望動機では、応募者の学びたい内容と将来のキャリアプランを具体的に示しています。また、インターンでの経験をどのように自身の成長に結びつけるかを強調しており、企業に対する熱意が伝わる内容です。
NG例
「私は、貴社が提供する多様な保険商品を通じて社会の安心を支える取り組みに魅力を感じ、インターンシップに応募いたしました。
大学で経済学を専攻し、特にリスク管理や金融市場に関する学びを深める中で、保険業界の重要性を理解しました。
そんな中で、保険業界の中でもトップクラスの実績を誇る貴社のインターンは自分のスキルアップにつながると思います。
また貴社の仕事内容や、社員の皆さんの人柄にも非常に興味がありますので、是非一緒に働けたら嬉しいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。」
この志望動機では、学びたい内容やスキルアップの具体性が乏しいため、熱意や貢献の意思が弱く感じられます。
締めくくりには、具体的なスキルやキャリア目標を示し、志望理由を強調することで、志望動機全体に説得力を持たせる必要があります。
【インターン志望動機の締めくくり】構成を確認しよう
インターン志望動機の構成を確認することは、効果的な志望動機を作成するために重要です。
以下の一貫した構成が、説得力のある志望動機の作成に繋がるのでしっかりチェックしておいてください。
インターンの志望動機の書き方については下記を参考にしてください。
結論
志望動機の最初に結論を述べることは、なぜその企業のインターンに参加したいのかを簡潔に伝えるために重要です。
この部分では、企業の魅力やインターンに対する期待を明確にし、相手にわかりやすく伝えることを心がけます。
結論を最初に示すことで、採用担当者があなたの志望動機の全体像を把握しやすくなり、志望理由が一貫していることを印象づけることができます。
根拠
結論の後に、なぜその企業やインターンに興味を持ったのか、その根拠を具体的に説明します。
ここでは、参加目的や企業研究の結果、これまでの経験やエピソードを交えて、なぜその企業でインターンシップを行いたいのかを説得力のある形で伝えます。
根拠を明確に示すことで、採用担当者にあなたの志望動機がしっかりとした理由に基づいていることを納得してもらいやすくなります。
締めくくり
志望動機を締めくくる際には、インターンに参加したらどのようなことを頑張りたいのか、または何を学びたいのかを具体的に述べることが大切です。
この部分では、自分がインターンシップを通じてどのような成果を目指すのかを明確にし、企業に対する熱意や期待を再確認することで、強い印象を残すことができます。
また、締めくくりは簡潔でありながらもインパクトのある表現を心がけ、採用担当者の心に残るようにしましょう。
【インターン志望動機の締めくくり】効果的な締めくくりのポイント
インターン志望動機の締めくくり部分では、自分の意欲や熱意を再確認し、将来のビジョンを明確に伝えることが重要です。
ここでは、効果的な締めくくりのポイントについて詳しく見ていきます。
熱意を再確認する
締めくくり部分で最も重要なのは、あなたがその企業やインターンシップに対して強い意欲や熱意を持っていることを、再度しっかりと伝えることです。
単に「参加したい」というだけでなく、「なぜその企業でなければならないのか」という理由を具体的に述べることで、採用担当者に強い印象を与えることができます。
また、これまで述べた志望理由や企業に対する共感などを簡潔にまとめ、最後に強いメッセージを残すことが大切です。
将来のビジョンを描く
締めくくりにおいて、将来のビジョンを具体的に描くことは非常に効果的です。
自分がインターンシップを通じてどのように成長し、将来的にどのように企業に貢献したいと考えているのかを明確に伝えることで、あなたの長期的な視点や計画性をアピールすることができます。
将来の目標がしっかりと描かれていることで、企業側もあなたを長期的に育てたいと感じる可能性が高まります。
志望動機の内容と一貫性のある内容に
締めくくり部分では、これまで述べてきた志望動機の内容と一貫性のあるメッセージを心がけることが重要です。
最初に述べた結論と同じ方向性を持ち、話が飛躍しないように注意しましょう。
たとえば、志望動機の中で「グローバルなビジネスに携わりたい」と述べている場合、締めくくりでも「国際的なプロジェクトでリーダーシップを発揮し、貴社の海外展開に貢献したい」といった形で、一貫したメッセージを伝えることが求められます。
簡潔にまとめる
締めくくり部分では、内容を簡潔にまとめることが重要です。
志望動機全体が長くなると、要点がぼやけてしまうことがあります。
ポイントを絞り、短くインパクトのある表現を使用して、採用担当者に強い印象を残すようにしましょう。
あまり長々と書くのではなく、必要な情報を簡潔に伝えることで伝わりやすくなるとともに、熱意や意欲をダイレクトに伝えることができます。
深掘り質問に備える
志望動機の締めくくり部分は、面接で深掘り質問される可能性が高いため、しっかりと準備しておくことが大切です。
採用担当者は、なぜその企業やインターンシップに興味を持ったのか、どのような経験をしたいのかといった点について、より具体的に知りたいと考えることが多いです。
締めくくりの内容は印象に残りやすいため、なぜそのように感じたのか、どのような期待をしているのかを説明できるよう、事前に自分の考えを整理しておきましょう。
志望動機を深掘りされた際の対策については下記の記事を参照ください。
【インターン志望動機の締めくくり】内容を深めるには
インターンシップの志望動機を深めるためには、自己分析と企業研究・業界研究が欠かせません。
これにより、なぜその企業や業界に興味を持ち、どのように貢献できるかを具体的に説明する力が身につきます。
以下に、これらのアプローチ方法を詳しく説明します。
自己分析をする
自己分析を通じて、自分の興味や強み、価値観を明確にすることで、志望動機の内容を深めることができます。
なぜその業界に興味を持ったのか、どのような経験がその興味を形成したのかを振り返りましょう。
例えば、過去のプロジェクトや学業での成功体験を通じて、「何に情熱を持ち、それがどのように企業で活かせるか」を理解することができます。
このプロセスは、企業に対する自分の強みを具体的に説明できる土台を築いてくれます。
自己分析については以下の記事で詳しく解説しているので参照ください。
企業研究・業界研究をする
企業研究や業界研究は、志望動機の具体性を高めるために重要です。
企業のビジョン、事業内容、強みや課題を理解し、それが自分の目指すキャリアやスキルにどう結びつくかを考えます。
業界全体のトレンドや課題も調査することで、業界全体で貢献できることを見つけやすくなります。
例えば、どのような市場ニーズに企業が対応しているのかを理解することで、自分の知識やスキルをどう役立てられるかをより具体的にアピールできます。
企業研究については以下の記事で詳しく紹介してますので参考にしてください。
【インターン志望動機の締めくくり】注意点
インターン志望動機の締めくくり部分には、いくつかの注意点が存在します。
これらの注意点を押さえることで、締めくくりがより効果的になり、全体の志望動機がより強力なものとなります。
以下に、特に重要なポイントを詳しく説明します。
曖昧な表現は避ける
志望動機の締めくくりでは、曖昧な表現を避け、具体的かつ断定的な言葉を使用することが重要です。
たとえば、「貢献できたらいいと思っています」などの不確定な表現ではなく、「貢献します」といった言い切りの形で、明確な意欲を示しましょう。
曖昧な表現は、採用担当者に自信がない印象を与える可能性があるため、避けるべきです。
また、具体的な目標や期待する成果を示すことで、締めくくりに説得力が増します。
ポジティブな姿勢を示す
締めくくりの部分では、ポジティブな姿勢を示すことが大切です。
インターンシップに対する期待や自分自身の成長意欲を強調することで、全体の印象をより良いものにすることができます。
採用担当者は、積極的でやる気のある学生を求めているため、このような表現を取り入れることで、志望動機全体の印象が格段に向上するでしょう。
ポジティブな表現を用いることで、採用担当者に「この学生は将来有望かも」と感じてもらうことができます。
【インターン志望動機の締めくくり】締めくくり例一覧
効果的な志望動機の締めくくりとして、いくつかの例があります。
ここでは、様々なパターンを紹介し、それぞれの特徴を解説します。
これらの例を参考にして、自分の志望動機に合った締めくくりを作成しましょう。
入社後に成し遂げたいこと
貴社のグローバルプロジェクトに参加し、英語力とプロジェクト管理のスキルを活かして、国際的なビジネスの成功に貢献したいと考えています。
また、異文化間での調整能力を高め、貴社の海外展開を強力にサポートできる人材として成長していきたいです。
貴社の新製品開発チームで、自分のデザインスキルを発揮し、革新的な製品を市場に送り出すことを目指しています。
そして、製品デザインだけでなく、ユーザーエクスペリエンスの向上にも貢献し、貴社のブランド価値をさらに高めていきたいと考えています。
貴社のデジタルトランスフォーメーションプロジェクトに参加し、最新技術を活用して業務効率の向上に貢献したいと考えています。
特に、AIやデータ分析を駆使したプロセス改善に取り組み、貴社の競争力を強化する一助となることを目指しています。
自身が成長したいこと
データ分析のスキルを実務で磨き、自分の成長に繋げたいと考えています。
将来は、データサイエンティストとして活躍し、ビジネスの意思決定をサポートする役割を果たしたいです。
そのために、貴社での実務経験を通じて、実践的な分析手法やデータの活用方法を学びたいです。
マーケティング戦略の立案を通じて、実務経験を積み、自分の成長に結びつけたいと考えています。
インターンシップで得た知識をキャリアに活かし、将来はマーケティングの専門家として、企業の成長を牽引したいと考えています。
貴社のインターンシップで、リーダーシップを発揮する機会を得て、チーム運営スキルを高めたいと考えています。
将来のマネジメントキャリアに役立てるため、チームを率いて成果を出す経験を積みたいです。
また、リーダーシップを発揮することで、チーム全体のモチベーションを向上させ、プロジェクトの成功に貢献することを目指しています。
企業に共感すること
貴社の『持続可能な開発』という理念に強く共感し、私もその一員として環境保護に貢献したいと考えています。
インターンシップで具体的な活動を学び、実践することで、自分のキャリアを通じて持続可能な社会の実現に寄与したいです。
さらに、貴社の取り組みを現場で直接体感し、将来的に環境問題に取り組むリーダーとして成長したいと考えています。
貴社の『人を大切にする』という経営方針に共感し、その理念を実践することで社会貢献を目指したいです。
貴社の現場でその精神を学び、人々の生活を豊かにするための取り組みに貢献したいと考えています。
また、貴社の価値観を理解し、それを自らのキャリアにも取り入れていくことで、長期的に貴社の成長に貢献できる人材になりたいです。
貴社の『顧客第一主義』に共感し、顧客満足度向上に向けた取り組みを自らの成長と結びつけたいと考えています。
現場での実践を通じて学び、顧客ニーズに応える力を磨きたいです。
ビジョンを明確にすること
貴社のインターンシップで得た経験を基に、将来的には海外事業の展開を担当し、グローバル市場で活躍できる人材になりたいと考えています。
特に、異文化間のコミュニケーション能力を高め、貴社の国際的な成長戦略を推進する役割を担いたいです。
将来はプロジェクトマネージャーとして、貴社の新規事業立ち上げに貢献できる人材を目指します。
プロジェクト管理のスキルを習得し、貴社のビジネスを成長させるリーダーシップを発揮したいです。
さらに、リスク管理や意思決定のスキルも磨きたいと思います。
貴社での経験を基に、将来は業界のリーダーとして、イノベーションを推進する人材として貢献したいと強く考えています。
特に、貴社が取り組む新技術の導入や市場開拓において、主導的な役割を果たしたいです。
また、業界のトレンドを先取りし、貴社の競争力をさらに強化するための戦略を策定し、実行する力を養いたいと考えています。
学習したいこと
貴社のインターンシップを通じて、マーケティングの実践的な知識を深め、将来のキャリア形成に活かしていきたいと考えています。
現場での経験を通じて、データ分析や市場調査のスキルを向上させ、貴社のマーケティング活動に貢献できるように努力したいです。
財務分析のスキルを習得し、将来のビジネス戦略立案に役立てたいと思っています。
ぜひこの機会をいただきたいです。
特に、貴社の財務管理システムに触れることで、業界特有の財務戦略を学び、実務における資金運用やリスク管理の知識を深めたいと考えています。
現場での経験を通じて、サプライチェーン管理の実践的な知識を学び、将来の国際物流分野でのキャリアに活かしたいと考えています。
特に、貴社のグローバルサプライチェーンの最適化に関与し、物流効率の向上に貢献したいです。
また、サプライチェーン全体のコスト削減や納期短縮のプロジェクトに参加し、実務スキルを磨きたいと考えています。
【インターン志望動機の締めくくり】文字数によって締めくくりは変わる?
志望動機の締めくくりは、応募する企業やインターンシップの特性、さらには志望動機に求められる文字数によってアプローチを変える必要があります。
ここでは、200字と400字の場合に分けて、効果的な締めくくりの方法を見ていきます。
100字のインターンシップの志望動機の場合
100字の志望動機では、簡潔さとインパクトが重要です。
特に締めくくりの部分では、志望者の意欲や目標を一言で示すことが求められます。
例えば、「貴社で○○を学び、成長したい」という表現は、学びたい内容と成長意欲を一度に示すため効果的です。
志望動機全体が短い中でも、締めくくりを明確にすることで、採用担当者に熱意を伝えることができ、強い印象を与えることが可能です。
簡潔でありながら、自分の目的や目標を明示することがポイントです。
100字のインターンの志望動機の書き方は以下の記事を参考にしてください。
200字のインターンシップの志望動機の場合
200字程度の短い文字数で志望動機をまとめる場合は、簡潔さが求められます。
具体的には、志望動機の中で最も伝えたいポイントを絞り、それを強調するようにしましょう。
この際、長々とした説明や余計な情報を省き、核心を突く表現を使うことで、短い文字数でも強い印象を残すことができます。
また、文字数が限られているからこそ、言葉選びに注意を払い、一つ一つの表現に力を込めることが求められます。
200字のインターンの志望動機の書き方については下記の記事を参考にしてください。
300字のインターンシップの志望動機の場合
300字のインターンシップ志望動機を書く際のポイントは、志望理由と将来の展望を簡潔にまとめることです。
具体的に何を学びたいのかを強調し、その学びが自身のキャリアにどのように繋がるかを明確に示すことが重要です。
志望動機には、自分が企業にどう貢献できるかも盛り込みましょう。
最後に、インターンシップの機会への感謝を述べることで、誠実さと意欲が伝わり、全体的に好印象を与える内容に仕上がります。
300字のインターンの志望動機の書き方は以下の記事を参照ください。
400字のインターンシップの志望動機の場合
400字程度の場合、志望動機の構成を明確にし、段階を追って論理的に説明することが重要です。
まず、インターンシップに応募した理由や背景を簡潔に述べ、その後で参加する目的や期待する成果を具体的に示します。
さらに、過去の経験やエピソードを交えて、なぜその企業で学びたいのかを詳しく説明します。
長めの文字数だからといって冗長にならないよう、常にポイントを絞りながら、最後にインパクトのあるまとめを心がけることが大切です。
400字のインターンの志望動機の書き方については下記の記事を参考にしてください。
【インターン志望動機の締めくくり】志望動機に自信が持てないときは…
志望動機を作成している中で、自分の内容に自信が持てないと感じることがあるかもしれません。
そのような場合は、第三者の視点からのフィードバックを得ることが非常に有効です。
自分では気づかない弱点や改善点を指摘してもらうことで、志望動機をより強固なものに仕上げることができます。
また、就活エージェントやキャリアセンターの専門家に添削を依頼するのも一つの手段です。
プロのアドバイスを受けることで、自信を持って志望動機を提出できるようになります。
志望動機の無料添削サービスについては下記の記事をチェックしてみてください。
【インターン志望動機の締めくくり】まとめ
インターン志望動機の締めくくりは、あなたの意欲や企業への熱意を最後に伝える重要な部分です。
締めくくり部分がしっかりしていると、採用担当者に「この学生は本気で自社で働きたいと考えている」という強い印象を与えることができます。
締めくくりのポイントとしては、熱意を再確認し、将来のビジョンを具体的に描くことが挙げられます。
志望動機の内容に自信が持てない場合は、第三者からのフィードバックを活用し、より良い内容に仕上げる努力を惜しまないことが成功の鍵となります。