
HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
エントリーシートで「人生のターニングポイント」を問われたとき、何を書けばよいのか悩む就活生は多いです。
自分の過去をどう振り返り、どのように企業に伝えるべきかを理解することが、通過率アップのカギとなります。
本記事では、ターニングポイントの見つけ方から構成、NG例、テーマ別の例文、よくある疑問への回答までを網羅的に解説します。
目次[目次を全て表示する]
【ES】人生のターニングポイントとは
人生のターニングポイントとは、自分の価値観や将来の方向性に大きな影響を与えた重要な出来事や経験を指します。
この出来事を通じて、考え方や行動に変化が生まれ、新たな目標や生き方を形成するきっかけとなるものです。
例えば、進学や就職といった大きな選択、部活動やアルバイトの中で直面した困難、家庭や友人関係で得た学びなどが該当します。
これらの経験は、自分の行動指針や価値観に深く結びついており、人生の分岐点として振り返ることができます。
企業がターニングポイントを聞くのは、その経験を通じてどのような成長を遂げたのか、価値観や行動の変化を知りたいからです。
特に、自分の考えを振り返り、そこから何を学び、今後どのように活かしていくのかを明確に伝えることで、自己アピールにつながります。
ガクチカとの違い
「人生のターニングポイント」と「ガクチカ」は似ているようで異なる概念です。
ガクチカは学生時代に力を入れて取り組んだ具体的な経験や成果を指します。
一方、ターニングポイントは、人生全体の中で価値観や行動に影響を与えた出来事が対象です。
たとえば、ガクチカではサークル活動のリーダーシップ経験を書く場合、ターニングポイントではそのリーダーシップを学ぶきっかけとなった挫折や学びを書くなど、異なる視点が求められます。
この違いを理解することで、より明確に自分をアピールできるでしょう。
【ES】企業が「人生のターニングポイント」を聞く理由
企業が「人生のターニングポイント」を質問する背景には、応募者の人柄や適性を把握したいという意図があります。
ターニングポイントに対する回答を通じて、応募者がどのように成長し、どのような価値観を持っているのかを知ることができます。
自己分析の深さの確認
企業がターニングポイントを聞く理由の一つは、応募者の自己分析の深さを確認するためです。
自己分析がしっかりと行われている応募者は、過去の経験を振り返り、そこから学んだことや自身の成長を具体的に伝えることができます。
このような能力は、入社後に自己成長を続けられる素養として評価されるのです。
たとえば、挫折を経験した出来事から、なぜ失敗したのかを考察し、その結果、どのように次の挑戦で成功を収めたのかを具体的に説明できることがポイントになります。
また、自分を客観的に理解している人は、周囲との関係性をうまく築く力もあると見なされることが多いです。
このため、ターニングポイントを適切に回答できるかどうかは、応募者の成長意欲や適応力を測る上での重要な指標となります。
価値観の確認
ターニングポイントは、その人の価値観を強く反映していることが多いです。
企業はこの質問を通じて、応募者の価値観や人生観が自社の文化や理念に合致しているかを確認します。
たとえば、家族とのエピソードを挙げて、「家族を支える中で協力の大切さを学んだ」と述べる場合、応募者が協調性を大事にしていることが伝わります。
このように、ターニングポイントに含まれる価値観は、応募者の人間性を浮き彫りにする材料となり、企業にとっては採用後のミスマッチを防ぐ手がかりとなるのです。
よって、エピソードを選ぶ際には、自分の価値観をどのように伝えるかを意識することが重要です。
困難への対応能力の確認
企業がターニングポイントを聞くもう一つの理由は、応募者の困難への対応能力を知るためです。
多くのターニングポイントは、何らかの困難や試練を乗り越えた経験に基づいています。
企業はその困難に対して、どのように向き合い、克服したのかを通じて、応募者の問題解決能力やストレス耐性を見極めます。
たとえば、試験で不合格になった後に、どのように気持ちを立て直し、次の挑戦に向けて計画を立てたのかを具体的に述べることが有効です。
企業はこれを通じて、「困難な状況に直面しても成長を続けられる人材」であるかどうかを確認しようとしています。
そのため、選ぶエピソードには、自分が試練を乗り越える過程を明確に示す要素を含めることが求められます。
適切な目標設定ができるかの確認
企業が「人生のターニングポイント」を聞くのは、応募者が適切に目標を設定し、それに向けて努力する力を持っているかを確認するためです。
社会人になると、目標設定能力は業務の成果に大きく影響します。
この質問を通じて、企業は応募者がどのような目標を掲げ、それを実現するためにどのような行動を取ってきたかを知りたいと考えています。
具体的には、現実的で達成可能な目標を設定し、それに向けて着実に努力を重ねた経験を語ることで、採用担当者に好印象を与えることができます。
一方で、あまりに漠然とした目標や実現が難しい目標では、行動が伴っていないと判断される可能性があります。
そのため、エピソードには目標の達成過程や具体的な取り組みを明確に示すことが重要です。
人生のターニングポイントにおける目標設定の例として、野球部での経験を挙げるとわかりやすいでしょう。
例えば、中堅校が「県ベスト4」を目標にする場合と、「県優勝して甲子園出場」を目指す場合では、目標達成に向けた練習の取り組み方や意識が大きく異なります。
前者は現実的な目標であり、達成可能性が高い一方、後者は挑戦的な目標であるため、より高度な計画や努力が必要です。
「県優勝」を目標にしたチームでのターニングポイントは、個人のスキル向上だけでなく、チーム全体の意識改革が求められる状況を想定できます。
この場合、練習方法を見直し、具体的なデータを活用した戦略を組み立てるなど、目標達成に向けた取り組みが明確になります。
このように、適切な目標設定と行動を組み合わせたエピソードは、強力なアピール材料になります。
入社後のイメージを持つことができる
企業が「人生のターニングポイント」を質問する理由の一つは、応募者が入社後にどのように仕事へ取り組むのか、その姿を具体的にイメージするためです。
職場では、計画通りに進まないことや予期しない課題に直面することがよくあります。
その際にどのように対応し、成長につなげるかは、社会人としての重要な資質です。
この質問では、過去のターニングポイントを通じて、応募者が困難を乗り越えた経験や、それを成長に結びつけた姿勢を知ることができます。
たとえば、失敗をきっかけに自分を見つめ直し、新たな挑戦で成果を挙げたエピソードを具体的に語ることが効果的です。
企業は応募者の過去の行動を参考にしながら、入社後の活躍を期待するため、ターニングポイントにおける行動や学びを具体的に示すことが重要です。
【ES】人生のターニングポイントの探し方
「人生のターニングポイントが思い浮かばない」という悩みを持つ就活生は少なくありません。
しかし、人生を振り返ることで、自分にとって重要な出来事が見えてくることがあります。
ここでは、ターニングポイントを見つけるための具体的な方法とアプローチを解説します。
過去の出来事を振り返る
人生のターニングポイントを見つけるうえで最も有効な方法は、過去の出来事を丁寧に振り返ることです。
これまでの経験の中で、自分の価値観が変わった瞬間や、大きな行動変容があったタイミングはなかったかを探してみましょう。
たとえば、進学・部活・アルバイトなどの節目や、挫折・成功といった感情が大きく動いた出来事は、自己理解を深めるヒントになります。
何を感じ、何を選択し、どんな行動を取ったのかを言語化することで、自分自身の考え方や判断軸が見えてきます。
その上で「なぜそれが自分にとって重要だったのか」を掘り下げると、企業にも伝わる説得力のあるエピソードが形成されます。
家族や昔からの友人に聞いてみる
自分の記憶だけではターニングポイントを見つけるのが難しい場合、家族や昔からの友人に話を聞いてみるのも有効な手段です。
たとえば、親に「学生時代で一番頑張っていた時期は?」と尋ねたり、友人に「自分が成長したと感じた場面は?」と聞いたりすることで、意外なエピソードが浮かび上がることがあります。
また、家族や友人との会話を通じて、普段は意識していなかった出来事が、自分にとって大きな意味を持つものであると気づけることもあります。
【ES】ターニングポイントになりやすいタイミング
ESにおけるターニングポイントは、人それぞれ異なりますが、共通して見られるのが「価値観の変化」や「行動のきっかけ」となる経験です。
特に努力して成果を得た瞬間、新たな学びとの出会い、人生に影響を与えるような挑戦などは、自分の在り方を変える転機になりやすいです。
以下では、ESに書きやすく、企業からも評価されやすい代表的な3つのターニングポイントのパターンをご紹介します。
自分の経験に照らし合わせながら、思い当たるエピソードを探してみてください。
努力をして成功体験を得た時
努力の末に成功体験を得た瞬間は、多くの就活生にとってターニングポイントとなる代表的な出来事です。
たとえば、勉強や部活動、資格取得などに向けて努力し、成果を得た経験が挙げられます。
このような経験では、「なぜ努力できたのか」「どういう工夫をしたのか」「何を学んだのか」といった視点が重要です。
また、得られた成功が今の自信や行動の基盤になっていることを示すことで、エピソードの説得力が増します。
単なる成功の事実だけでなく、そこに至るまでの過程や気づきに焦点を当てることで、自己成長や継続力を企業にアピールできます。
新しい知識や経験に触れたとき
新しい知識や価値観に出会った時も、人生の方向性を変えるきっかけになることがあります。
たとえば、ボランティアや海外経験、学問との出会いなど、未知の世界に触れたことによって、自分の考え方に大きな影響を受けることがあります。
その結果、自分の興味や関心の方向性が変化し、新たな目標や行動につながる場合があります。
ESに書く際には、どんな内容に触れたか、どんな気づきがあったのか、そしてその後の変化を具体的に伝えることが重要です。
新しい経験が自分にどんな影響を与えたのかを丁寧に言語化することで、柔軟性や学習意欲を評価してもらいやすくなります。
大きな決断やチャレンジをした時
人生の中で大きな決断や挑戦をした場面も、ターニングポイントとして非常に強いエピソードになります。
たとえば、周囲の意見とは異なる選択をした、未経験のことに挑戦した、リスクを取って行動したといった経験が当てはまります。
ESでは、その決断に至った理由や背景をしっかりと語ることが求められます。
また、その挑戦を通じて直面した困難や、乗り越えるために取った行動、そこから得た学びを含めて構成すると説得力が増します。
大きな決断をしたからこそ得られた気づきや価値観の変化が、現在の自分にどう影響しているかまでつなげて表現することが大切です。
【ES】人生のターニングポイントの構成
ESで人生のターニングポイントを伝える際は、構成が非常に重要です。
特に「きっかけとなった出来事」「そこからの変化や学び」「現在への影響」の3ステップで整理することで、企業側に伝わりやすい内容になります。
さらに、PREP法(Point→Reason→Example→Point)を意識しながら結論から伝えると、より論理的かつ簡潔な自己PRになります。
以下では、それぞれの要素をどのように展開するべきかを詳しく解説します。
きっかけとなった出来事
人生のターニングポイントを伝える際には、まずその出来事の概要を簡潔かつ具体的に説明する必要があります。
この部分では、なぜその出来事がターニングポイントとなったのかをわかりやすく示すことが大切です。
たとえば、「高校時代に所属したサッカー部での挫折」や「大学進学時に専攻を選ぶ際の迷い」など、その場面を簡潔に描写することで、読み手に状況をイメージさせることができます。
この段階で出来事の背景を明確にしておくと、後の説明がスムーズに進むため、重要なポイントです。
自身の変化・学び
次に、そのターニングポイントが自分にどのような変化や学びをもたらしたのかを説明します。
この部分では、「その経験を通じてどのように自分が成長したのか」「価値観や行動がどのように変化したのか」を具体的に述べることが求められます。
ここで重要なのは、単に経験を語るだけでなく、そこから得た教訓や成長の実感を具体的に伝えることです。
また、その学びがどのように将来の行動に繋がっているのかを明確にすることで、エピソード全体に一貫性を持たせることができます。
その後の行動や現在への影響
最後に、そのターニングポイントが現在の自分にどのような影響を与えているのか、そしてその学びがどのように行動に反映されているのかを説明します。
この部分では、エピソードを現実的かつ具体的な内容にすることで、企業に対して説得力を高めることができます。
さらに、それが志望する企業や職種にどのように活かされるのかを伝えることで、企業にとって魅力的な回答となります。
【ES】人生のターニングポイントを書く際の注意点
ターニングポイントは自己アピールの重要な要素となる一方で、書き方次第では効果が半減してしまうことがあります。
以下では、具体性、成長の示し方、ポジティブな締め方という観点から注意点を解説します。
具体性がない・抽象的すぎる
ターニングポイントを書く際に、エピソードが抽象的すぎると、企業に伝わりにくくなります。
たとえば、「部活で挫折した経験がある」だけでは何が起きたのか、どのように乗り越えたのかが不明瞭です。
具体的には、どのような挫折を経験し、その場面でどのように考え、行動したかを明確にする必要があります。
たとえば、「部活で試合に負けた後、チームの課題を分析し、皆で練習計画を練り直した結果、次の大会で勝利を収めた」といった詳細があれば、エピソードに説得力が増します。
具体性を持たせることで、企業に対して自分の経験がリアルであり、魅力的であることを伝えることができます。
成長や変化が感じられない
ターニングポイントで成長や変化が示されていない場合、企業側はエピソードの重要性を感じることができません。
たとえば、進学先を決めた話だけを語り、「そこからどう変わったのか」を示さなければ、企業にとっては単なる出来事の羅列に終わってしまいます。
エピソードを選ぶ際には、その出来事を通じて何を学び、どのように行動や考え方が変わったのかを具体的に説明することが重要です。
たとえば、「進学先の選択を機に、自分の興味分野を明確にし、将来の目標が定まった」といった形で、自分がどう成長したのかを明確に伝えることで、エピソード全体が魅力的になります。
否定的な内容で終わってしまう
ターニングポイントを書く際に、否定的な内容だけで終わらせてしまうのは避けるべきです。
「部活で失敗し、退部した」というエピソードでは、マイナスな印象しか与えません。
企業が知りたいのは、失敗や挫折の経験そのものではなく、そこからどう立ち直り、何を学んだかです。
たとえば、「退部を経験したが、それを機に新たな趣味に挑戦し、自分の視野を広げるきっかけとなった」といった形でポジティブに締めくくることで、エピソード全体の印象が大きく変わります。
どんな困難な経験でも、それを乗り越えた過程や学びを含めて語ることで、自己成長をアピールできる内容にすることが重要です。
その後の価値観を書かない
人生のターニングポイントをエピソードとして述べる際、その後の価値観や行動の変化について触れないことは避けるべきです。
企業が知りたいのは、単に過去の出来事ではなく、その経験を通じて現在の自分にどのような影響があり、どのような行動に結びついているかという点です。
エピソードがどれほど印象的でも、その後の変化が描かれていなければ、採用担当者にとっては「過去の話」に留まってしまいます。
たとえば、「リーダーを務めたことで責任感を学んだ」という経験を挙げる場合、そこから得た責任感が現在の行動にどう反映されているのかを具体的に伝える必要があります。
また、「現在はチームの調整役を積極的に担い、全体の成果を上げることを意識している」といった内容が付け加えられることで、成長が具体的に伝わります。
人生のターニングポイントがないと述べる
「人生のターニングポイントが特にない」と答えるのは、企業にとって非常にマイナスな印象を与える可能性があります。
採用担当者は、応募者の価値観や経験を深く知りたいと考えており、ターニングポイントを通じて困難に直面した際の対応力や成長意欲を判断したいと考えています。
「分岐点がない」と答えることで、自己分析が不足している、または積極的に人生に向き合っていない印象を与える恐れがあります。
実際、誰にでも大小の差はあれど、人生を変えるきっかけとなる経験は存在します。
それを見つけるためには、過去の出来事を振り返り、日常的な経験の中から価値あるエピソードを探し出すことが大切です。
【ES 人生のターニングポイント】テーマ別例文
ここでは、受験、部活動、アルバイト、留学、趣味、ボランティア活動、怪我での挫折経験という7つのテーマをもとにした例文を紹介します。
いずれも異なる視点やエピソードで構成されており、それぞれが独立した就活生による回答を想定しています。
ぜひ参考にして、自分らしいターニングポイントを伝えるヒントにしてください。
受験
私の人生のターニングポイントは、大学受験における挫折経験です。
高校2年生の時、第一志望の大学を目指して勉強を始めたものの、模試の成績が伸び悩み、自分の実力不足を痛感しました。
特に秋の模試でE判定を取った際、自信を大きく失い、勉強に対する意欲も低下しました。
しかし、そのままでは目標を達成できないと考え、勉強方法を見直すことにしました。
自分一人での勉強に限界を感じ、学校の先生や塾の講師に相談し、具体的なスケジュールを立て直しました。
また、自分の弱点をリスト化し、毎日の学習に取り入れることで効率的な対策を心掛けました。
その結果、少しずつ成績が向上し、最終的には第一志望校に合格することができました。
この経験を通じて、目標達成には粘り強さと計画性が必要であることを学びました。
この教訓は現在の行動にも活かされており、何事にも前向きに取り組む姿勢を意識しています。
部活動
私のターニングポイントは、高校時代に所属していたバレーボール部でのキャプテン経験です。
3年生の春、監督からキャプテンに指名された際、チームを引っ張る自信が持てず、大きなプレッシャーを感じていました。
当時のチームは個々の実力はあるものの、まとまりに欠け、試合でも一体感が不足していました。
そこで、キャプテンとしての責任を果たすために、まずメンバー一人ひとりと話し合い、各自の意見や目標を共有する場を設けました。
また、自ら率先して練習に取り組み、姿勢でチームを引っ張るよう努めました。
結果、チーム全体の意識が変わり、試合では息の合ったプレーが増え、県大会でベスト8という成果を残すことができました。
この経験を通じて、チームをまとめるには個々の意見を尊重し、全員が目標に向かって努力できる環境を整えることが重要だと学びました。
現在でも、周囲の意見を尊重しながら物事を進めることを心掛けています。
アルバイト
私の人生の転機は、大学1年生から始めた飲食店でのアルバイト経験です。
繁忙期には多くの業務を同時にこなす必要があり、最初の頃はミスが続き、同僚やお客様に迷惑をかけることもありました。
そのたびに反省し、自分には向いていないのではないかと思うこともありました。
しかし、先輩スタッフからの助言をきっかけに、自分の仕事のやり方を振り返り、優先順位を意識するようになりました。
さらに、お客様の視点を意識することで、効率よく動けるよう工夫しました。
その結果、ミスが減少し、スタッフやお客様からの信頼を得られるようになりました。
この経験から、自分の仕事に対する責任感と改善意識の重要性を学びました。
また、現場での状況判断や周囲との連携が成果に繋がることを実感しました。
現在でも、複数のタスクを効率的にこなすスキルや、周囲との協力を大切にしています。
留学
私のターニングポイントは、大学3年次に行ったアメリカへの半年間の留学です。
異文化に触れ、英語力を向上させたいと考えて挑戦しましたが、最初の数週間は、言葉や文化の壁に阻まれ、クラスメートと打ち解けることができませんでした。
特にグループディスカッションでは、うまく発言できない自分に歯がゆさを感じていました。
この状況を変えたいと思い、授業外の時間を利用して積極的に同級生と話すよう心掛けました。
この取り組みにより、自信を持って自分の意見を伝えられるようになり、クラス内での発言も増えました。
帰国後には、英語力だけでなく、自分から行動する積極性や異文化への理解力が大きく向上したと感じています。
留学を通じて得た積極性や柔軟な対応力は、今でも私の強みとなっています。
現在では、困難な状況でも自分から一歩踏み出し、周囲との協力を得ることで課題を乗り越える力を意識的に発揮しています。
趣味
私の人生のターニングポイントは、大学入学後に独学で始めたプログラミングです。
当初は軽い興味からでしたが、自分の書いたコードが実際に形として動き出す面白さに魅了され、次第にのめり込んでいきました。
参考書を読んでも理解できない専門用語や、解決に何日もかかるエラーに直面することも多々ありましたが、オンラインの学習コミュニティで質問したり、小さな目標を設定して達成感を積み重ねたりすることで、諦めずに学習を継続しました。
その結果、現在では簡単なWebアプリケーションを個人で開発できるまでになりました。
この経験は、私に「継続することで道は開ける」という自信を与えてくれただけでなく、論理的に物事を考え、粘り強く問題解決に取り組むという、自分でも気づかなかった強みを発見させてくれました。
この趣味で培った継続的な学習意欲と論理的思考力は、貴社の〇〇という業務において新しい技術を習得し、課題解決に貢献する上で役立つと信じています。
ボランティア活動
私の人生のターニングポイントは、大学1年生の夏に参加した〇〇ボランティア活動です。
それまでの私は、自分の身の回りのことに関心が向きがちでしたが、現地で厳しい環境ながらも懸命に学ぶ子どもたちや、彼らを支える現地の方々と触れ合う中で、自分の視野の狭さを痛感しました。
特に、〇〇という出来事は、私に「誰かのために行動することの喜び」と「社会の一員としての責任」を強く意識させました。
この活動を通じて、多様な価値観を受け入れる柔軟性や、限られた資源の中で最大限の成果を出すための創意工夫、そして何よりも他者に寄り添い、その課題解決に貢献したいという想いが強くなりました。
この経験は私の価値観を大きく変え、将来は人々の生活を豊かにする仕事に就きたいと考える原点となりました。
貴社でなら、この想いを実現できると確信しています。
怪我での挫折経験
私の人生のターニングポイントは、大学2年生の時に経験したサッカー部での大怪我と、その後のリハビリ期間です。
それまで順調にレギュラーとして活動していた私は、試合中の接触プレーで右膝前十字靭帯を断裂し、選手としての一線を退かざるを得なくなりました。
一時は目標を失いかけましたが、仲間やトレーナーの励ましを受け、リハビリに専念しました。
この期間、初めて客観的にチームを見つめ直し、選手一人ひとりのサポートやチーム運営の重要性に気づかされました。
また、地道なリハビリを通じて、小さな目標を一つずつクリアしていくことの大切さと、精神的な忍耐力を学びました。
復帰後は選手としては完全ではありませんでしたが、マネージャー兼アシスタントコーチとして、選手のメンタルケアや練習メニューの考案に尽力し、チームのリーグ優勝に貢献できました。
この経験から、困難な状況でも自分にできることを見つけ、新たな役割で貢献する喜びを知りました。
この「困難を乗り越える力」と「多角的な視点」は、貴社で予期せぬ課題に直面した際にも、必ず活かせると確信しています。
【ES 人生のターニングポイント】NG例文
人生のターニングポイントは、自分の成長や価値観の変化を伝える絶好のテーマですが、書き方を誤ると逆効果になってしまうことがあります。
ありがちな失敗として、変化が伝わらない・ネガティブなまま終わる・現在とのつながりが見えないといった例があります。
ここでは、選考で評価されにくいNG例文を紹介し、その特徴と改善すべきポイントを解説します。
前後の違いが分からない例文
私の人生のターニングポイントは、高校3年生で受験勉強に本気で取り組むことを決意した時です。
それまでは目標を持たずに日々を過ごしていましたが、周囲の友人が進路を真剣に考え始めた様子を見て刺激を受け、「自分も頑張らなければ」と思うようになりました。
私は塾に通い始め、毎日遅くまで自習室で勉強に励みました。
苦手科目を克服するため、さまざまな参考書を購入し、計画的に学習を進めるよう工夫しました。
最終的に志望校に合格することはできませんでしたが、努力を続けることの大切さを学びました。
この経験を通じて、目標を持ち続けることの重要性を理解しましたが、現在でも目標設定の難しさを感じることがあります。
否定的な内容で終わる例文
私の人生のターニングポイントは、大学2年生でサークルの部長に選ばれた経験です。
リーダーシップを取るのが苦手だと思っていた私にとって、この役職は驚きでしたが、メンバーの期待に応えようと全力で取り組む決意をしました。
初めはスケジュール管理やイベントの企画を円滑に進め、周囲からも好意的な評価を得ていました。
しかし、活動が進むにつれてメンバー間の意見対立が増え、調整に苦労しました。
私の判断が優先されたことでメンバーのモチベーションが低下し、最終的には活動が停滞しました。
この経験から、自分にはリーダーシップが欠けているのではないかと感じ、それ以降、責任ある役職に挑戦することを避けるようになりました。
結果として、リーダーシップを発揮しないまま大学生活を終えることになり、自分の限界を痛感した出来事でした。
今をターニングポイントとする例文
私の人生のターニングポイントは、まさに「今、この就職活動をしている瞬間」です。
これまで私は、大学での学業やサークル活動を通じて、様々な経験を積み、自己成長を重ねてきたと感じています。
そして今、これまでの自分の集大成として、どの企業で自分の力を発揮し、社会に貢献していくのかという大きな岐路に立っています。
貴社のような魅力的な企業と出会い、選考に臨んでいるこの一つ一つの過程が、私にとって将来を左右する重要な転機であると日々実感しています。
この就職活動を通じて、自分の将来像をより明確にし、社会人としての第一歩を踏み出すための覚悟を固めている最中です。
この経験をバネに、入社後は一日も早く貴社に貢献できるよう努力したいです。
【ES 人生のターニングポイント】よくある質問と回答
人生のターニングポイントをESに書く際、「エピソードが複数ある場合はどうするか」「失敗経験でも大丈夫か」など、悩む就活生は少なくありません。
ここでは、よくある疑問に対して具体的な考え方や伝え方のコツを解説し、納得感のある自己PRを作るためのヒントをお届けします。
複数のターニングポイントがある場合はどうすればいい?
複数のターニングポイントがある場合は、志望企業や職種に関連性の高いものを優先して選ぶことが重要です。
すべてのエピソードを盛り込もうとすると、焦点がぼやけ、何を伝えたいのかが曖昧になってしまいます。
たとえば、進学や部活動の経験、アルバイトのエピソードなど、複数の選択肢がある場合、志望企業が求める人材像や価値観に最も近いエピソードを選びましょう。
その上で、なぜそのエピソードが現在の自分にとって重要であるかを明確にし、志望理由や将来の展望に繋げることが大切です。
一つに絞ることで、エピソード全体が簡潔で説得力のある内容になります。
失敗経験がターニングポイントの場合、どう書けばいい?
失敗経験をターニングポイントとして書く場合、失敗そのものを強調するのではなく、そこから得た学びや成長を中心に据えることが重要です。
たとえば、「テストで不合格になった」というエピソードを挙げる場合、その原因や気持ちを説明するだけでなく、その後にどのように行動したか、そしてどのような結果を得たのかを具体的に記述しましょう。
「テストに落ちたことで学習計画を見直し、効率的な勉強法を身につけた結果、次の試験で成功を収めた」といった形で、ポジティブな結末に繋げることがポイントです。
企業は困難をどう乗り越えたかを見るため、この構成を意識することで、失敗経験も魅力的なアピールポイントに変えられます。
今がターニングポイントですと答えるのはOK?
就職活動を通じて「今が人生のターニングポイント」と感じている人も多いでしょう。
しかし、企業がこの質問をする意図は、応募者が過去にどのように価値観や行動を変え、それをどのように活かしているかを知ることにあります。
そのため、「今がターニングポイントです」と答えるだけでは不十分です。
具体的に、就職活動を通じて得た学びや変化を現在の行動にどう反映しているのかを説明することが求められます。
たとえば、「就職活動を通じて自己分析を深め、自分の強みを活かせる分野が明確になった」と語る場合、それが今後のキャリアプランや企業への貢献にどうつながるのかを示すことで、回答に深みを持たせることができます。
人生のターニングポイントがどうしても見つからない時はどうすればいい?
「人生のターニングポイントが思い浮かばない」と感じる人もいるでしょう。
しかし、ターニングポイントは必ずしも劇的な出来事に限られません。
日常の中で自分の価値観や行動に影響を与えた経験を振り返ることで見つけることができます。
まず、学生時代の部活動やアルバイト、インターンなど、日常生活の中で自分を変えるきっかけとなった場面を探してみましょう。
「アルバイトで顧客対応に苦労し、コミュニケーション力が向上した」や「サークル活動で目標達成のために役割を果たした」など、小さな成功や学びもターニングポイントとして活用できます。
また、家族や友人に自分の成長や変化について尋ねることで、新たな視点を得ることも可能です。
まとめ
人生のターニングポイントは、自己理解の深さや価値観、行動力を企業に伝える絶好のテーマです。
大切なのは、出来事そのものではなく「自分がどう変わったか」を具体的に表現することです。
本記事で紹介した探し方や構成法、例文を活用し、自分らしいエピソードで説得力のあるESを完成させましょう。