【5分で確認】OB訪問当日に気をつけるべきマナーとは?

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伊東美奈
Digmedia編集長
伊東美奈

HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。

OB訪問に備えて基本的なマナーは覚えておきたいもの。

この記事では、OB訪問の際に気をつけておくべき基本的なマナーなどを紹介します。

OB訪問を控えている就活生はぜひチェックしてみてください。

OB訪問ではマナーが大切

「OB訪問」は就活生の皆さんにとって馴染みのある言葉でしょう。

しかし「OB訪問の際は何を聞けばいいのかわからない」と不安になっている就活生は少なくありません。

また社会人を相手に緊張してしまうことも考えられます。

そこで今回の記事は、OB訪問における就活生の悩み・マナーを紹介します。

OB訪問は選考ではありませんが、マナー違反な受け答え・対応をしてしまうと、選考に響く可能性があります。

訪問先の企業に失礼にあたらないよう、基本的なマナーを覚えておきましょう。

そもそもOB訪問とは

OB訪問とは、 興味のある企業に実際に勤めている人に話を聞きに行くことをいいます。

OB訪問には主に2つのパターンがあります。

自らアポイントを取るOB訪問

興味ある企業のOBの方に直接、あるいは間接的に連絡をして面談を行うパターンです。

採用される内定者が少ない企業に進みたい場合、もしくは大手企業のOBに話を聞きたい場合は、自らアポイントを取る必要があります。

企業に直接出向くため周囲の方への配慮は当然ですが、OB訪問を志願する学生がその会社に適している人材なのか見極められている可能性もあるため、失礼のないように注意しましょう。

企業側が大学に訪れるOB訪問

このパターンは企業側に訪問するのではなく、企業側が大学で開催されるもの。

この場合、 企業側がその大学の就活生を採用したい意思の表れでもあります。

大学で行われるということもあり、注意力が散漫になったり無意識のうちにマナー違反をしてしまったりするケースがあるため、社会人としてのモラルが問われる可能性も。

学生とはいえ就活生は社会人の一歩手前でもあるため「社会人としての振る舞い」に気をつけましょう。

OB訪問は社会人の方の貴重な時間を頂いて行われるもの。

聞きたいことは 事前にまとめておくことが大切です。

OB訪問の主な流れとは

実際にOB訪問での流れを、各パターンに解説します。

企業側が大学を訪れるOB訪問の主な流れ

企業人事部からOB訪問の打診 ↓ 大学でOB訪問実施 ↓ 複数人でのイベントなど様々な形式で企業と接触 ↓ 今後の連絡先交換 など

企業側が大学に訪れるOB訪問の場合、イベントへの招待など企業側から 何らかのアプローチを受けられる可能性があります。

この際に気をつけるべきポイントは、 ほかの就活生にも配慮をすること。

選考におけるグループディスカッションなどでは、コミュニケーション能力や協調性の有無が問われます。

こうしたシーンでも周りに配慮できるかどうかで企業側からの印象も変わってくるでしょう。

自らアポイントをとるOB訪問の主な流れ

大学を経由するなどして自ら企業側に打診 ↓ メールでOBに挨拶・日程調整 ↓ 面談 ↓ お礼の連絡

このパターンの場合、メールや電話で企業側にアポイントを取ります。

この際気をつけておきたいのが、 メールや電話の対応です。

電話のマナーや敬語などに注意し、企業側に失礼のない対応をする必要があります。

また、面談後は 貴重な時間を頂いたことに対する感謝の気持ちを伝えましょう。

例題から考える。

OB訪問でのマナー違反とは

ここで、就活生のA君がOB訪問をする際の対応を見ていきます。

この中にマナー違反とされる行動があるので、いくつマナー違反をしているか探してみてください。

第一志望のdigmee商社で働く大学の先輩Yさんに面談を申し込んだA君。

先輩とのOB訪問だったので、カジュアルな服装で大丈夫だと考え、白シャツにジーンズ、スニーカーといった服装で来社する予定です。

面談はオフィスの近くにある喫茶店で行いますが、「まずはオフィスに15時に来てほしい」と言われたので、A君は遅れないように約束時刻の30分前に受付に到着しました。

Yさんと合流後、喫茶店に移動したA君はお店に着くと同時にメニューを見ました。

Yさんから「好きなものを頼んでいいよ」と言われたので 、A君はバナナパフェを頼むことに。

オーダーしたものが到着した後、A君は就活に関する質問をざっくばらんにしていきます。

Aくんがその場で考えて聞きたかったことを質問に対し、Yさんは一つひとつ丁寧に回答してくれました。

Yさんから就活に対する様々なアドバイスなどを受けて、二人はお店を出ました。

さて、上記の例文のうち、皆さんはいくつマナー違反を見つれられたでしょうか? ここで就活のOB訪問で 最低限守るべきマナーポイントについて、おさらいしていきます。

服装

A君はカジュアルな服装でOB訪問に臨んでいますが、ビジネスの場にふさわしい服装で臨みましょう。

もちろん人によっては気にしない人もいますが、服装で礼儀を見ていることもあります。

スーツ、もしくはオフィスカジュアルで臨み、着崩しすぎない格好で向かうことをおすすめします。

時間

A君は遅れないように約束の30分前に来社しました。

確かに時間に遅れないことも大切ですが、オフィスなどに来社する場合、早く着きすぎても待機場所に困る場合があるほか、ほかの社員の方の迷惑になる可能性があります。

そのため、 約束時間の10分前を目安に受付を訪ねるようにしましょう。

連絡先のやりとり(面談後のお礼メール)

前述の通り貴重な時間を割いて会ってくれているので、OB訪問が終わった後には必ずお礼のメールを入れるようにしましょう。

質問はしっかりと事前に準備しておく

A君は当日になってその場で思いついたことを質問していましたが、これもNGです。

まずは企業研究を十分に行った上で、働きがいや難しいことなど 実際に働かないと見えてこない部分について重点的に質問をするようにしましょう。

ネットで調べれば分かる質問を並べてもOB訪問の意味がない上に、相手の貴重な時間を無駄にしてしまいます。

面談中にはメモを取る

メモを取らないと重要なポイントを聞き逃してしまう恐れがあります。

社会人にとってメモを取らないのはご法度。

「何度も同じことを注意する」行為は、「人の話を聞いていない」と捉えられてしまうかもしれません。

面談中は聞き逃しのないよう、きちんとメモを残すようにしましょう。

マナーをおさえて意味のあるOB訪問に

OB訪問では常に相手から 「見られている」ことを意識しておくことが大切です。

社会人にとって基本的なマナーは身につけられて当然のもの。

OB訪問は直接的に選考に関わるわけではありませんが、社会人としての人間性が問われることがあります。

これからOB訪問をする就活生は、今回紹介したポイントを踏まえて臨むようにしましょう。

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