HRteamに新卒入社。 キャリアアドバイザーの経験を経てマーケティング事業へ異動。 アドバイザー時代にサービス立ち上げや人材開発、人事の業務に携わり、現在では「Digmedia」のメディア運営責任者を担っている。
就職活動の要、面接。
学生が効果的に企業にアピールをするためには何をすればよいのでしょうか。
就活を始めたばかりの学生に向けて、面接の流れから面接を突破するための対策を紹介します。
面接の基本を徹底解説
就職活動の山場となる、面接。
学生が直接社員と対面して企業にアピールを行う、最も重要な局面といえます。
就職活動において、面接は避けて通れないもの。
数々の選考をくぐり抜けて、最終的に内定を獲得するためには、企業の意図を押さえて対策を重ねる必要があります。
この記事では、これから本格的に就活を始める学生に向けて、面接の流れから面接を突破するための対策まで解説します。
面接とは何をするのか
面接とは、採用を判断する目的で企業の担当者が応募した学生と顔を合わせて話をすることを指します。
面接は就職活動の選考フローの中では、中盤以降に行われます。
人気の高い企業の場合、初期段階の選考として、
が行われて、それらを突破した後にいよいよ面接が行われます。
選考の前哨戦でもある インターンシップ選考の面接は、1社につき通常1~3回の面接が行われます。
合格を得て初めてインターンシップへの参加が認められます。
また、 新卒採用の面接では1社につき通常3~5回の面接が実施されます。
初期の面接は人事担当者に始まり、その後役員面接、社長面接と 回数を重ねるにつれて役職の高い社員と面接を行うことになります。
面接の分類としては、
が挙げられます。
個人面接は、学生1人で行われる面接。
集団面接は、学生が3~5人の複数人で同時に行われる面接です。
また、面接は通常学生が指定された場所に出向き、直接対面で話す形で行われますが、近年ではWebツールを用いたオンライン面接を初期選考で導入している企業も増えています。
また、オフィスに出向きスーツを着て質問に答えていくフォーマルな形で行われる面接ばかりではなく、カフェやレストランなどでカジュアルな雰囲気で行われる面接もあります。
まとめると、面接は就職活動において応募学生がその企業で活躍できる資質・能力、性格を有しているか企業側が判断する場です。
一方、学生側も企業に質問を行い企業に対する理解を深める機会でもあり、双方が意思を固める上で重要な場です。
なぜ面接を行うのか
企業が採用活動を行う際に、なぜ面接を行うのでしょうか。
それは、エントリーシートやWebテストだけでは測れないものを見たいからです。
企業担当者が面接で特に重視している点は、以下の2点です。
1.自社で活躍できる能力があるか、確かめる 面接を設けて企業担当者が志望学生と直接会って話す意義は、「自社で活躍できる能力・資質を持っているのか、それは本当なのか」を精度高く確認できることです。
エントリーシートに「コミュニケーション能力があります」と記載されて実績が書かれてあっても、それが本当なのか、果たしてビジネスの場で活かせるものなのか確かめるには、実際に話してみることが最も手っ取り早く有効な手段です。
また、論理的思考力を重視するコンサル業界では、ケーススタディをその場で出して学生に解いてもらう面接を行い、思考の瞬発力および緻密さを試す企業もあります。
2.応募者の人間性を知る 会社の将来を担う志望者を採用するために評価される軸は、能力の一点だけではありません。
企業担当者は履歴書の写真やエントリーシートの文面だけでは伝わらないあなたの人間性も併せて見ています。
たとえ 能力面ではまだ至らなくても、本人の性格が社風に合っており、伸び代を面接官に感じさせることができれば、採用される見込みがぐんと高くなります。
志望動機を重視する傾向にある、メーカーなどは企業風土や働いている人の雰囲気も確認しておきましょう。
また、面接では悪い印象を残さないために、最低限ビジネスに必要なマナーもきちんと守りましょう。
基本的な面接の流れ
次に、基本的な面接の流れを紹介します。
個人面接の場合、以下の5つのステップで進んでいきます。
面接時間は、40分~1時間程度。
そのうち、面接官からの質疑応答は30~45分程度になります。
面接のステップごとに、詳しく見ていきましょう。
基本的な面接の流れ(個人面接の場合) ・入室 ノックを3回行います。
「どうぞお入りください」と声が聞こえたら、扉を開きます。
入室したら、扉に向き直って静かに閉めます。
扉に背を向けて閉める、閉まる前にドアの取っ手から手を離すのはNGです。
面接官に「どうぞ椅子におかけください」と勧められてから、椅子に着席しましょう。
・質疑応答 椅子の背にもたれず、背筋を伸ばして姿勢を正した状態で、質疑応答に臨みましょう。
「 学生時代に頑張ったこと」、「志望動機」、「自己PR」は多くの企業で頻出の質問です。
企業からよく聞かれる質問は、前もって答えを整理しておきましょう。
業界ごと、企業ごとに適した答えを準備しておくのがおすすめです。
・学生から企業担当者へ質問(逆質問) 面接終盤には、学生から面接官に質問できる「逆質問」の時間が設けられる場合が多いです。
逆質問の時間は、学生にとって企業への理解を深めるだけでなく、自分の志望度のアピールにも活用できます。
初期段階の面接では現場社員や人事担当者、最終面接では役員や社長が面接を担当しているため、それぞれ尋ねたい質問を事前にリストアップしておくのがおすすめです。
・退室 面接が終わったら、面接にお礼を述べましょう。
退室する際には、ドア前で面接官に「失礼いたします」と声をかけて静かにドアを開けて退出します。
面接を突破するために
先ほども触れましたが、面接において企業が学生を評価するポイントのひとつは「その企業で活躍するのに必要な能力を持っているか」、もうひとつは「その学生の資質・性格は企業に適しているか」という点です。
面接に臨む前には十分に準備しておくことをおすすめします。
面接のために準備すべき項目としては、以下の3点が挙げられます。
1.面接でよく聞かれる質問の対策を行う あなたが企業が求める人材であるかを知るために「学生時代に頑張ったこと」「志望動機」「自己PR」といった質問を問われます。
面接を受けている学生が、企業の面接担当者に企業に関する質問をすることができます。
逆質問は、企業のことを知ると同時に、自分の意欲をアピールできる場でもあります。
面接官に自らの人間的魅力を伝え、好印象を与えるためには細かい点にも気を配る必要があります。
面接を突破して、内定を獲得しよう
今回の記事では、面接の基本から対策に至るまで解説を行いました。
面接は、就職活動の中でも最も重要なステップです。
企業が応募者を採用するか見極める場というだけでなく、学生も志望する企業への理解度を深められる、重要な場です。
面接本番で実力を出し切るために、念入りな準備をしておくことが必要です。
就活におけるビジネスマナーを確認し、面接でよく聞かれる質問の回答や企業に対する質問を準備しておきましょう。
志望企業に自分の能力・人間性を伝え、内定を得るためにも、しっかりと対策を行いましょう。
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